12月, 2015
2015年ありがとうございました
こんにちは。シンカ代表の手島です。
2015年最後のエントリとなります。今年一年ありがとうございました。
土日祝日以外は全日書こうと続け、何とか一年間完走できました。
仕事と育児の両立、ライフワークバランスに関連したニュース・話題を取り上げ続けられるか?と心配もありましたが、全く話題に困らないほど、世の中の認知もあがってきたという実感があります。
この流れが来年以降もつづきそして盛り上がるよう期待したいです。
そんなシンカBlog年末最終回の朝にこんなニュースがありました。
日経新聞の一面TOPは来年度予算案の話題でした。
来年度予算案 税収増頼み、歳出減進まず
96.7兆円決定、財政健全化なお遠く
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内容は、それぞれ報道されている内容をご覧になってください。日経新聞をめくると識者のコメントが紹介されていました。
高齢世帯に歳出偏る
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社会保障、労働市場、税制と3つの抜本改革に手をつけていない。社会保障では高齢世帯から子育て世帯への予算のシフトが進んでいない。ひとり親世帯への支援など一部評価できる点はあるが、高齢世帯へのバラマキが目立つ。
甘い見通し、健全化遠く
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税収の上振れ頼みになった楽観的な予算だ。前提としている2016年度の名目成長率3.1%は、民間エコノミスト予測の平均や最高を上回る甘い見通しだ。表面的には公債依存度が下がっているが、財政健全化に近づいたとは言いがたい。
日本はどこへ向かっていくのか、一人一人が考え、行動していかないといけないです。
年末年始、じっくりと頭の中を整理して次のアクションを計画していきましょう。シンカも来年は勝負の年になります!
まずは今年一年、ありがとうございました。
✳︎新年は1/4からBlog再開します
国会議員さんの育休のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。今日はクリスマスイブですね。
多くの子どもたちにサンタさんがやってくるのでしょうか。
今日の話題はこちらのニュースです。
産経新聞
自民・宮崎氏が育休を検討 金子恵美氏との間に第1子誕生に向け
2015.12.22 19:17更新
政治の道具と使われ、「自民党は先進的です」のようなアピールに使われるということでしょうか。
なんにしても、認知度があがり注目されるということでは良いことです。
しかしながら、国会議員という特別な職業で、世間一般的な、それこそワーキングプアだったり自己裁量がとても少ないような職場での育児休暇とは違うんだということは認識してもらいたいです。
また、その地域に住む住民が東京という形でこの方に託し、また現行の選挙制度では多くの「死票」という犠牲の上で選ばれている議員さんであるということは強く意識してほしいと思います。
読売新聞
衆院議員の育休に谷垣氏「被雇用者とは違う」
2015年12月23日 21時10分
国会議員さんが「では自分たちの”職場”ではどう整備するのか」と自分たちのこととして、問題意識をもってもらって取り組んでもらうことを期待してしまいます。そして”民間”の実態に即した施策がでてくるようになるといいですね。
余談ですが安倍首相が披露宴でこんな言葉を贈ったそうです。
「2人が結婚できたのは、私が衆院解散したから」と安倍首相 “イクメン”検討の自民議員夫婦披露宴で
2015.12.23 22:25更新
アンチ派のひとは聞き捨てならない…のではと思ったりしました。私はコメントを控えます。
夫婦別姓と少子化問題
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週のニュースでした。人権・人格を規定する重要な問題だとは思いますが、いま、この問題や制度を議論するよりも、もっと他にやるべきことがあるんじゃないかと思っています。
夫婦同姓「合憲」は少子化に影響するか 識者に聞く
2015/12/21 12:00[有料会員限定]
私もあまり深い知見はないのですが、正反対の論に驚いています。
松田茂樹・中京大学教授
私もこの意見に近いです。別姓・同姓問題はそのまま少子化対策にはつながらないという意見です。
一方でこの方の意見
板本洋子・全国地域結婚支援センター代表
だそうです。
ほんとうですか?
ほんとうですか?
ほんとうですか?
夫婦別姓だと長男長女の結婚が促進されるというロジックが私には納得できませんでした。
みなさんはこの問題はどうお考えですか?
1.8と掲げるけれど
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末の日経新聞の一面にこんな記事が。
企業内保育所5万人増
17年度末、7割拡大めざす 厚労省と経済界、助成金で合意
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子育て関連で一面を飾るのはとても嬉しいのですが、内容が。
800億円必要です!ということで、それを従業員の給与から徴収するということです。サラリーマンから徴収します。何かをやるには財源が必要なのはわかるのですが…”これっぽっち”も徴収方法を検討しなければならない状況なのに軽減税率を導入するんですよね。
この記事のまとめには先日の助成金をつくる施策との関連も書いてありました。
今回の施策も、保育士の労働と報酬の対価が見合っていないことに対しての施策ではないようです。あまり有効打にならないのではという印象です。1.8!と掛け声はいいのですが、本当に届くのでしょうか。この記事の内容を実施したとしても下げ止まり、1.4キープくらいなのではないでしょうか。
同じ日の日経新聞の紙面に「ここが知りたい軽減税率」というコーナーがありました。
機内食やルームサービスは? 飲食設備・サービスで区別
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会員でない方は記事を開けないのかもしれません。すみません。
ほんと読んでて馬鹿らしくなりました。外食かどうか?を判断するために、こんな線引きに時間とコストをかけてどうするんでしょうか。財源が余ってていかに減らすか?を考える場面なら許せそうなものですが、いまは足りないんです。それなのに減らす議論してどうするのでしょうか。
日経の雑誌に連動した記事にはこんなことが書いてありました。
2016年税制のトリセツ 暮らし、どう変わる
(1/2ページ)2015/12/20 6:30[有料会員限定]
一応ちゃんと書いてくれていますけれど…。この声は政治家には届かないのでしょうか。
東京少年インディアンクラブ『焚き火で作ろう野菜スープ』同行レポートを掲載しました
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先月のことですのでご紹介に日が経ってしまいましたが、当社サービスのSMILESQUAREをご利用の東京少年インディアンクラブ様『焚き火で作ろう野菜スープ』に同行させてもらいました。
その活動の様子をSMILESQUAREのポータルサイトに公開しました。ぜひご覧になってください。
『利用団体様活動体験レポート』
http://www.smilesquare.jp/reportal-02.html
子どもが本物の体験を味わって成長していく姿をみられるのは嬉しいことですね。
シンカは子どもと家族の笑顔のための活動をしている人たちをサポートしていきたいと考えています。
SMILESQUAREにご注目ください。
■SMILESQUAREポータルサイト
http://www.smilesquare.jp
■今回のイベントの募集紹介ページ(東京少年インディアンクラブ様の専用ページ内)
イベント詳細:見沼田んぼで泥んこ遊び
■参考エントリ:夏に同行したイベントの様子を紹介しているエントリです
12/17ニュース『保育士9万人確保へ緊急対策』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今日のBlogでは軽減税率を取り上げようと思っていまいた。
せっかく税収を上げようというのに、「低所得者のため」「業界のため」といいながらも、政治家が自分たちに投票してもらいがために高齢者と業界団体の顔色をうかがう…としか思えません。
税収をみすみす放棄する…なんという愚策なんだろう。ということを書きたかったのです。
子育てという観点から言えば、国は”財源がない”といって配分が少ないのに、そのための税収を満額取りにいかないでどうするのか?と。とても憤慨しています。それなら消費税率をあげないほうがまだましくらいに思っています。
そんな今朝の日経新聞の一面は、保育士を確保するための対策を取る…というトップニュースでした。
保育士9万人確保へ緊急対策 厚労省、一時金で復職促す
2015/12/17 2:00[有料会員限定]
何もしないよりは良いです。
ただ、みすみすとり逃すことになる税収を考えると、焼け石に水とも思ってしまいます。満額とっていればもっともっと大胆なこともできるのではないか?と。
いろいろ残念で仕方ありません。
川の字はダメか?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞のweb版にこんなものがありました。
添い寝の功罪 日本の子どもの睡眠は超短時間
2015/12/15 6:00
日本の子どもは睡眠時間が少ないということだそうです。そして(主にアジア地域の)添い寝の習慣がその寝不足を助長しているのではないかという話でした。
ネットでさっと見るには少々長文ですが、興味のある方はご覧になってください。
元記事はこちら(ナショナルジオグラフィック日本版)のようです。
我が家は、夫婦共働きで、家にいる時間が短かったので、「同じ布団でみんなで寝る」ということでの触れ合い・スキンシップを取ろうと思ってやってきました。
お恥ずかしい話ですが、いまでも小3の娘は一緒に寝ています。小6の長女は今年の夏から隣に自分の布団を敷くようになりました。
だそうです。
記事の最後のまとめはみなさんでご覧いただいてお考えを持っていただくとして、我が家の場合で考えると、乳幼児期からいままでずっと”添い寝”をしていました。
それでも、次女は学年で一番の長身ですし、長女も背もクラスで2番目、運動会でもリレーに選ばれるほどの成長をしてくれています。成績も…親のひいき目を抜きにしても中の上よりも高いところにいると思っています。
睡眠時間だけで成長も知能も決まるものではないですが、一概に”添い寝が悪い”んだとは思っていません。
何事もバランスですし、このほか以外の過ごし方全体で形作られていくわけですから。
ただ、確かに睡眠時間が少ないのは気になっています。たっぷり寝て豊かに育ってほしいと願っているのですが、日々忙しいと難しいですね。
マジックワード
こんにちは。シンカ代表の手島です。
子どもの「折れにくい心」を育てるマジックワード
1日3秒!ひと言でも子どもは伸ばせる(2)
日経DUALを見ていたら、こんなコラムが目に留まりました。「おっ」と思ってみてみましたが、日付を見るともうそろそろ2年前というような昔の記事でした。
良くわかります。子どもが2-3歳のころ、聞き分けなく泣き叫ばれたときは本当に困りました。
「さっき、キミのしたことは悪いことだ。でも、パパは怒りすぎた。あんなに怒らなくても、キミは自分のしたことが悪いことだということはわかっていたはずだよね。ごめん」
こんな謝り方はこれまでしたことがないですね。
そういう経験をすることで、子ども自身も、自分が間違ったことをしたときには、たとえ相手が自分よりも小さな子であっても頭を下げることができる子になります。
「父親が子どもに頭を下げたりしたら、父親の威厳にかかわる」と考える人もいるかもしれませんが、心配は無用です。
威厳は威張って身につけるものではありません。正しいことをやり通す、勇気ある、高潔な人格にこそ、ひとは威厳を感じるものです。間違ったときには素直にそれを認めるのが、勇気ある人の姿です。そういう姿にこそ、子どもは威厳を感じてくれます。これは小学校で教員をしていたときの経験からもいえることです。
我が家の子どもたちも”八つ当たり”ということもわかって、「仕事でイライラしてるからって子どもにすぐ怒らないで!」って言い返しますからね。
そんなときははっとしますけれど。
最近は「仕事でイライラしているから今は話しかけないで」などと先に牽制することもありますが…。
怒りの感情との付き合い方。そのときに発する「マジックワード」私も覚えておきます。
ブラックかホワイトか
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末の日経新聞にこんな記事がありました。
鈴木セブン&アイHD会長「創意工夫生かす職場に」
老いに克つ(1)
2015/12/12 2:00[有料会員限定]
高齢化社会にシニアの労働力をどう活かしていくのか…というような連載に連携したインタビュー記事です。
この記事の中でシニアに関わらずライフワークバランスといいますか労働時間に関する部分がありました。
「セブンイレブンの成長が続くのは、何がどのように売れているか常に触覚を働かせて変化に対応し続けてきたからだ。長時間労働ではない。店が商品を絞り込んで成功したように個人の仕事の範囲もきちっと制限すべきだ。忙殺されてはいい仕事はできない。残業と成果も連動しない。私も午後5時30分の終業時間に率先して帰る」
「全面的に否定するわけではないが、それでは続かない。創業者が『俺はむかし長時間働いてきたのだからお前らもやれ』というのは一番いけない。会社の規模が拡大した後に入った社員が、創業当時のメンバーと同じ気持ちになれるわけではない。創業時は1人当たり月100時間だった残業が、今は10時間に縮まったという方が逆にやりがいを感じる時代だ」
ご自身は立ち上げ時に相当がんばったはずです。ただ、会社が大きくなり、社会的に認知度もあがった現在、ご本人が心の底からそう思ってらっしゃるのなら、従業員としては働き易いのかもしれません。
ただ、最近のニュースで「ブラック」としても話題になっていましたので、こちらのニュースに対抗する意味もあったのかな?なんて邪推もしてしまいますが。
ブラック企業対象
http://blackcorpaward.blogspot.jp/
ここではセブンイレブンが「ブラック企業No.1」と言われてしまっていますが…両極端なところが興味深いです。
◆参考エントリ
大経営者が働き方について意見を述べている記事を取り上げています
モーレツも変わらなきゃ | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/moretsu/
フィンランドの消費の価値観
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経DUALにあったこんな記事。
高学歴でも、家族一緒を選び「主夫」という選択
「フィンランドと日本、新しい家庭の姿」ルポ 状況に応じ柔軟に生きられる社会に
最初に出てくるのは、東大卒・自動車メーカー勤務から主夫になられたということで、”高学歴”として紹介されているようです。次の言葉に共感しました。
女性の社会進出と同時に、男性の家庭進出が必要だというのは、昔からいわれています。それなのに、なかなか進まないのは、意識の問題。制度は整ってきているのに、「男は仕事、女は家庭」という意識が日本はいまだに根強い。
今、私は「秘密結社 主夫の友」という団体を結成しています。「日本に主夫を増やす」という目標を掲げて発信活動を行っているのですが、本当の目的は、「選択肢を増やす」こと。夫婦どちらかが負担を抱え込むのではなく、状況に応じて、柔軟に生きられる社会になってほしいと思います。
私自身、いまは家事を担っている「兼業主夫」です。彼の言葉のような社会に本当にそうなってほしいと願っています。
そしてこの記事の後半が、フィンランドの家事や生活家電にまつわる話だったのですが、こんなくだりに心を打たれました。
パンツァー 私は今回、日本を批判するようなことは決して言わないと決めてここへ来たのですが・・・、一つだけ言わせてください。日本はモノが多過ぎませんか。先日、京都の寺や神社を訪れたのですが、ガランとしていて余計なモノがなく、とてもきれいな印象でした。しかし東京に来たら、様々な種類の大量のモノが店に並んでいて、本当に驚いた。日本の方は、これらをどんどん買って、家にモノを増やしているのではないでしょうか。それなら掃除が大変になって当然です。私は、北欧人として、家にモノは少ないほうがいいと考えます。“片付けをしなくていい空間づくり”というのを北欧では大事にしているんです。
参加者 買い物が好きな人も多いはずです。私もつい色々買ってしまう。フィンランドの人はあまりモノを買わないのですか?
パンツァー フィンランドでは、ショッピングは「低所得の若い女性の趣味」という観念があります。これは統計データに基づくもので、私の個人的な印象で言っているのではありません。私自身、買い物が楽しいと思ったことは一度もないんですよ。
はっとさせられます。いまのこの大量消費・浪費をいつまで続けるのか?こういった意識も変わっていかないといけないのになと思いました。
生活様式と消費行動を変える…一朝一夕には変わらないのですが、いつかは変わるでしょうか。