カレンダー
2016年5月
« 4月   6月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

5月, 2016

日経アジアニュース『韓国、保育無償でも出生率改善せず 企業の不寛容が高い壁に 』

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞のweb版(電子版)にあるアジア関連のニュース記事の中にこんな話題がありました。

韓国、保育無償でも出生率改善せず 企業の不寛容が高い壁に
2016/5/29 18:36[有料会員限定]

スクリーンショット 2016-05-31 4.11.21

韓国では保育の受け皿自体は不足していない。13年から0歳から5歳までの未就学児が対象の無償保育を実施。
ところが「施設の数は増えたものの、質の面で安心できる預け先には限りがある」と韓国の母親たちは口をそろえる。横浜国立大学大学院の相馬直子准教授は「子育て世帯向けの支援が韓国では保育料に集中したが、出生率の上昇に必ずしも寄与しなかった」と指摘、保育の受け皿拡大だけでは不十分だと分析する。

私もこのblogで何度か「保育園義務教育化」の意見に賛成だとしていますが、ただ保育料無料というだけでは足りないということがわかります。

そういう意味で、保育士さんの処遇改善は絶対に必要で、微増だと言わざるをえないですが、現政権の取り組みは評価すべき?ということでしょうか…。

お隣の国で起きている事例です。日本の少子化対策としての育児と仕事の両立への対策が”片手落ち”なものにならないよう参考にしたいです。

■参考エントリ

「保育園義務教育化」論に触れて | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hoikuengimukyouikuka/

保育園義務教育化について個人的な懸念点 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hoikuengimukanokenenten/

「保育の充実は先行」されるのか

こんにちはシンカ代表の手島です。

週末の日曜日(5/29)の日経新聞の一面は消費税増税の見送りのニュース。その関連として、こんな見出しがありました。

増税再延期でも…保育の充実は先行 政府方針
2016/5/29 1:00[有料会員限定]

image2

政府は2017年4月予定の消費増税を再延期するのに伴い、保育の受け皿拡大など社会保障拡充策の一部を先行実施する。待機児童の解消を優先する。

という書き出しでした。どこまで信じていいのか、どこまで期待していいのか。
そしてこの記事の最後には

財政規律を重視する財務省は次回の増税時まで先送りすべきだと主張している。

いったいどうしたいのでしょうか。
財務規律重視は賛成ですが、それなら…別の歳出削減にもっと積極的に取り組んでもらいたいものです。

毎日新聞社のwebより

伊勢志摩サミット
「リーマン級」に批判相次ぐ

米経済メディアCNBCは「増税延期計画の一環」「あまりに芝居がかっている」などとする市場関係者らのコメントを伝えた。
一方、中国国営新華社通信は「巨額の財政赤字を抱える日本が、他国に財政出動を求める資格があるのか?」と皮肉った。

私はTVが無い生活なのでわからないのですが、TVではどんな扱いなのでしょうか。世の中の関心がどの程度向いているのか、高い関心があると良いのですが。

日本の近い将来、遠い将来ともにとても心配になっています。

「子育て支援は成長戦略」に同意します

こんにちは。シンカ代表の手島です。

NPO法人フローレンスの駒崎さんのブログに、小泉進次郎代議士にプレゼンをしたということが書いてありました。

2016年5月25日
小泉進次郎さんに伝えたこと

ぜひ国のリーダーにこうした「投資対効果のある領域である」という実感を持ってほしいですよね。

この中に、各国の子育て支援に関する予算配分のグラフが紹介されていました。

日本が高くないのは言わずもがなですが、アメリカがすごく低いのが印象的です。勝手な印象ですが、所得の多寡によって受けられる教育水準にも差が付くイメージです。すべてが自己責任ということで。その表れなのでしょうか。

それでも、幼児教育へはキチンと投資しているようですが、ざっと私の頭の中ではこんな計算です。

1,111億ドルを109円換算して、約12兆円。それが全体で0.72%なので、就学前関係が半分の0.36ですから約6兆円は予算を付けていると。

そして日本は、全体の1.36%が6.4兆円とのことですので同じ領域は0.45%とあるので、2兆1千億円程度と計算しました。

やっぱり日本は少ない…気がします。

将来の「国力」への投資として、もっと配分すべきと言えるのではと実感しました。

日経のニュース「船橋市、保育所用地を取得」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

船橋市、保育所用地を取得 船橋競馬場駅前に3億2千万円で
2016/5/25 7:00

取得したのは2665平方メートルの国有地で取得額は3億2600万円。

お隣の市川市で建設断念のニュースがあったからでしょうか。

それにしても広い土地ですね。すべてを保育園に使うのでしょうか。また取得額が土地評価に対してどうかはわかならいですが、その価格が大きいことにも驚きです。

そうまでしないとっていうことで、ニュースになったのでしょう。

私も簡単に「保育所増やしましょう」と言ってますが、こういうことなんだなと思い知ったニュースでした。

出生率上昇!!というニュース

こんにちは。シンカ代表の手島です。

出生率のニュースについて、首都圏地域ではこんな見出しが付いていました。

出生率、1都3県上昇 都内の昨年1.17
結婚・出産世代が流入
2016/5/24付[有料会員限定]

 1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は首都圏の1都3県全てで上昇した。(中略)2015年は東京都と神奈川、埼玉、千葉の3県のいずれも前年を上回った。

おっと!と思わせておいてこの数字

 出生率は東京が0.02ポイント上昇の1.17と4年連続で改善した。14年は横ばいだった神奈川も0.03ポイント上昇の1.34。14年は低下した埼玉も0.03ポイント上昇の1.34、千葉も0.03ポイント上昇の1.35と上昇に転じた。

そしてどうしちゃったのか東京都担当者のコメント

東京都の担当者は「保育サービスの拡充や妊産婦への支援などの成果が徐々にあらわれてきたのではないか」と強調する。
神奈川県は「上昇自体は評価するが、要因を分析し、さらなる改善に向け取り組みたい」と慎重な姿勢だ。
埼玉県(中略)担当者は「1年の出生率の増減では施策の成果の判断はできない。今後もニーズに丁寧に対応したい」と話す。

上昇そのことはいいことなのですが、安倍首相の政府の掲げる”矢”はなんでしたっけ。「2025年に1.8」全国平均ということだと、1都道府県レベルでは下回っても良いのかもしれませんが…。まだまだ遠いのですが、どうするのでしょうか。

出生率は上昇したそうですが

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の一面にありました。「94年以来の高さ。上昇」と聞くとグッドニュースのようですが…。

出生率1.46に上昇 昨年、94年以来の高さ 出生数、過去2番目の低水準
[有料会員限定]

image1-13

2年ぶりに上昇した。前年を0.04ポイント上回り、1994年の1.50以来の高さだった。経済環境の好転や30歳代~40歳代前半などの出産が増えたことが背景だ。
出生数も5年ぶりに増加したが、水準は過去2番目に低く、少子化には歯止めがかかっていない。
安倍政権が25年度の目標として掲げる希望出生率の1.8の実現にはめどが立っていない。人口を維持するのに必要とされる2.07には遠く及ばない。

手厳しいですね。

でも本当にその通りです。

待機児童問題も、分母をどう捉えるか?でまったく意味のない数字(ゼロ達成!)一人歩きするような状況で、この出生率もそれで話するのをやめたらどうでしょうか。率で考えるより、絶対数が増えないと意味がないですよね。

この人口減、生産年齢の減少を食い止めるためのすぐに効果(=子供が増える)が実感できる策がない中で、今よりもっと厳しい想定で社会保険制度、世の中の仕組みを作り変える必要があると思っています。

日経の社説です。だから何なのでしょうか。こんな空虚なことに紙面を割かなくてもと思うような内容でした。

出生率上昇に気を緩めず少子化対策急げ

2016/5/24付

合計特殊出生率も手放しでは喜べない。前年より0.04上昇したが、長年の少子化により母親となる年代の女性の人口そのものが減っている。例えば15年は、94年に比べ2割近くも少ない。そのため出生率が少し上がっても、出生数はかつてほど多くはならない。
 大事なのは、若い世代の将来への不安を和らげることだ。
男女ともに働きながら子育てができるよう環境を整えることも欠かせない。
対策が遅れれば遅れるほど、少子化に歯止めをかけるのは難しくなる。子どもたちは未来の担い手だ。支援のために必要な財源をどう確保するか、議論を深めなければならない

外部からの取組みだけでなく

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の朝刊にあったこんな記事。

保育サービス、格安で アズママやカラーズ
2016/5/23 0:42[有料会員限定]

1000万を超える共働き世帯や5年ぶりの待機児童の増加を背景に斬新なアイデアで既存の大手がまねのできない保育サービスを手掛けるベンチャー(VB)が増えている。格安で保育園への急な送迎を依頼できたり、スマートフォン(スマホ)で希望するベビーシッターをいつでも簡単予約できたりする。

とのことで、いろんなサービスが出てきているというニュースでした。

ベビーシッターのマッチングサイトの紹介もありました。いくつか痛ましい事件も記憶に新しいところ。こちらのサービスに瑕疵があるかどうかとうことではなく、利用者としてそのサービスの背景だったり、自分自身に起こり得るであろうリスクは考えて利用したいところです。

そんなこのニュースに関連した記事にこんなことが描いてありました。
育児支援、民間の力必要
2016/5/23 0:43[有料会員限定]

記事の終盤にあったNPO法人フローレンスの駒崎氏のコメント。

駒崎氏は「政府の取り組みとともに働き方の改革が必要」と指摘する。残業の縮小や時差出勤をはじめとする柔軟な勤務時間制の導入、テレワークや遠隔ワーク推進により現状の課題の一部は解決できるとしている

事の本質を間違えないように…という駒崎さんの主張がちゃんと取り上げられていて良かった…ということでしょうか。

怖い上司にならないために

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経スタイルというサイトの記事にありました。元記事は日系DUALのようですね。

サイバー藤田氏「怖い女性管理職だと、後が続かない」

―― 藤田社長、女性社員をケアするポイントはありますか。

藤田 サイバーエージェントにはいないですが、仕事ができる女性は“どんどん怖くなっていく”傾向があるんじゃないかと思うんです。

(中略)

上の人がキラキラしているというか、憧れる対象にならないと、下に続く社員は出世意欲を失っていく。

女性に限らず、何かを背負い、何かをのプレッシャーと戦うと、周りから見たら近寄りがたい=怖い…という印象を与えてしまうかも知れませんね。
私も以前、部下に子どものいない夫婦がいて、子育てと仕事の両立を身を以て示そうと思ってた時期がありましたが、ある日「手島さんの姿を見てると、子育てって大変だなって思って考えちゃいます(だから子どもは持てない)」と言われ、頭から冷水浴びた気がするという経験をしました。
もっともおおらかに振る舞えれば良いのですが、当事者はなかなか難しいですよね。

その点、藤田社長のようなボスが注意を促してるけるのは素晴らしいですね。

2025年に1.8

こんにちは。シンカ代表の手島です。

政府が一億総活躍プランを策定したとのことです。今朝の日経新聞も中ほどに「一億総活躍特集」というページも組んで取り上げています。

GDP600兆円へ働き方改革 骨太素案・一億総活躍
2016/5/19 1:12[有料会員限定]

少子化対策ということで、ゴールは2025年に出生率1.8だそうです。そのための各施策であるとのことですが、さて、どうなるか。

image1-12

成長実現へ力不足 頼みの税収増は不透明
骨太素案・一億総活躍プラン
2016/5/19 1:17

財政健全化にも言及、国と地方を合わせた基礎的財政収支を20年度までに黒字にする目標も引き続き掲げた。高齢者向けの予算を少子化対策に回すといった対策が考えられるが、痛みを伴う改革は踏み込み不足。経済環境が厳しさを増す中、健全化目標の実現を疑問視する声は多い。

少子化対策 待機児童の解消 希望出生率1.8へ保育枠50万人増
2016/5/19付[有料会員限定]

ただ財源確保は難題だ。政府内では税収の上振れ分を使う案も浮上するが、急場しのぎの面は否めず。恒久財源を充てられなければ、政策の効果も弱まりかねない。

成長力と生産性向上の早道 財源確保、具体策は示さず
[有料会員限定]

首相も「少子高齢化の克服に向けた道筋を示した」と胸をはる。「同一労働同一賃金」などの意欲的な目標を掲げた以上、あとは計画どおり実現する実行力が求められる。

みなさんどうお感じでしょうか。

私はこの程度の施策で、これまでの負のスパイラルが逆回転するとは思えないのですが、どんな小さな一歩も無駄ではないと信じて、見守ります。そんな小さな一歩ですからちゃんと実行してもらうことを願います。

マタニティー服の品揃えだけではなく、もっと環境面の“品揃え”を強化しないといけないですね

こんにちは。シンカ代表の手島です。

そろそろ政治のニュースは離れましょう。私も疲れます。

そんな今朝に日経新聞を眺めていると消費面にこんな記事がありました。

企業・消費
マタニティー服、働く女性に的 オフィスでも違和感なく、赤ちゃん本舗など商品増
[有料会員限定]

そして気になったのは最後のこの部分。

厚生労働省によると第1子出産後の女性の継続就業率は2010年に38%。政府は20年までに55%に引き上げる目標を掲げている。

何気なく目に留めたのですが、改めて考えてみると大変なことなんですよね。

男性として申し訳ないのですが、女性の妊娠の大変さを実感しようとしても悪阻の辛さはわかりません。イメージできるとして、お腹の中に大きな重さのものを抱いて生活をする大変さ、体力的な辛さ程度です。

そんなマタニティーのときに、仕事休んでゆっくりできればいいのにね…なんてのんきに思ったのですが、ほとんどの人は、そのときにさらに上の子の保育園の送り迎えもするってことですよね。

お腹に命を宿し育みながら、仕事をして送り迎えをして家事をする…そりゃ子どもは増えないですよね。

ベビーシッター等を使っても「手抜きしてる」と思わない、思われないようになること。
産まれる前からだって夫の方が仕事を早くあがって保育園の迎えをする…など

多方面の環境改善が必要なんだと改めて思わされました。

個人情報保護方針