5月, 2016
日経アジアニュース『韓国、保育無償でも出生率改善せず 企業の不寛容が高い壁に 』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞のweb版(電子版)にあるアジア関連のニュース記事の中にこんな話題がありました。
韓国、保育無償でも出生率改善せず 企業の不寛容が高い壁に
2016/5/29 18:36[有料会員限定]
私もこのblogで何度か「保育園義務教育化」の意見に賛成だとしていますが、ただ保育料無料というだけでは足りないということがわかります。
そういう意味で、保育士さんの処遇改善は絶対に必要で、微増だと言わざるをえないですが、現政権の取り組みは評価すべき?ということでしょうか…。
お隣の国で起きている事例です。日本の少子化対策としての育児と仕事の両立への対策が”片手落ち”なものにならないよう参考にしたいです。
■参考エントリ
「保育園義務教育化」論に触れて | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hoikuengimukyouikuka/
保育園義務教育化について個人的な懸念点 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hoikuengimukanokenenten/
「保育の充実は先行」されるのか
こんにちはシンカ代表の手島です。
週末の日曜日(5/29)の日経新聞の一面は消費税増税の見送りのニュース。その関連として、こんな見出しがありました。
増税再延期でも…保育の充実は先行 政府方針
2016/5/29 1:00[有料会員限定]
という書き出しでした。どこまで信じていいのか、どこまで期待していいのか。
そしてこの記事の最後には
いったいどうしたいのでしょうか。
財務規律重視は賛成ですが、それなら…別の歳出削減にもっと積極的に取り組んでもらいたいものです。
毎日新聞社のwebより
伊勢志摩サミット
「リーマン級」に批判相次ぐ
私はTVが無い生活なのでわからないのですが、TVではどんな扱いなのでしょうか。世の中の関心がどの程度向いているのか、高い関心があると良いのですが。
日本の近い将来、遠い将来ともにとても心配になっています。
「子育て支援は成長戦略」に同意します
こんにちは。シンカ代表の手島です。
NPO法人フローレンスの駒崎さんのブログに、小泉進次郎代議士にプレゼンをしたということが書いてありました。
2016年5月25日
小泉進次郎さんに伝えたこと
ぜひ国のリーダーにこうした「投資対効果のある領域である」という実感を持ってほしいですよね。
この中に、各国の子育て支援に関する予算配分のグラフが紹介されていました。
日本が高くないのは言わずもがなですが、アメリカがすごく低いのが印象的です。勝手な印象ですが、所得の多寡によって受けられる教育水準にも差が付くイメージです。すべてが自己責任ということで。その表れなのでしょうか。
それでも、幼児教育へはキチンと投資しているようですが、ざっと私の頭の中ではこんな計算です。
1,111億ドルを109円換算して、約12兆円。それが全体で0.72%なので、就学前関係が半分の0.36ですから約6兆円は予算を付けていると。
そして日本は、全体の1.36%が6.4兆円とのことですので同じ領域は0.45%とあるので、2兆1千億円程度と計算しました。
やっぱり日本は少ない…気がします。
将来の「国力」への投資として、もっと配分すべきと言えるのではと実感しました。
日経のニュース「船橋市、保育所用地を取得」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
船橋市、保育所用地を取得 船橋競馬場駅前に3億2千万円で
2016/5/25 7:00
お隣の市川市で建設断念のニュースがあったからでしょうか。
それにしても広い土地ですね。すべてを保育園に使うのでしょうか。また取得額が土地評価に対してどうかはわかならいですが、その価格が大きいことにも驚きです。
そうまでしないとっていうことで、ニュースになったのでしょう。
私も簡単に「保育所増やしましょう」と言ってますが、こういうことなんだなと思い知ったニュースでした。
出生率上昇!!というニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
出生率のニュースについて、首都圏地域ではこんな見出しが付いていました。
出生率、1都3県上昇 都内の昨年1.17
結婚・出産世代が流入
2016/5/24付[有料会員限定]
おっと!と思わせておいてこの数字
そしてどうしちゃったのか東京都担当者のコメント
上昇そのことはいいことなのですが、安倍首相の政府の掲げる”矢”はなんでしたっけ。「2025年に1.8」全国平均ということだと、1都道府県レベルでは下回っても良いのかもしれませんが…。まだまだ遠いのですが、どうするのでしょうか。
出生率は上昇したそうですが
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の一面にありました。「94年以来の高さ。上昇」と聞くとグッドニュースのようですが…。
出生率1.46に上昇 昨年、94年以来の高さ 出生数、過去2番目の低水準
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手厳しいですね。
でも本当にその通りです。
待機児童問題も、分母をどう捉えるか?でまったく意味のない数字(ゼロ達成!)一人歩きするような状況で、この出生率もそれで話するのをやめたらどうでしょうか。率で考えるより、絶対数が増えないと意味がないですよね。
この人口減、生産年齢の減少を食い止めるためのすぐに効果(=子供が増える)が実感できる策がない中で、今よりもっと厳しい想定で社会保険制度、世の中の仕組みを作り変える必要があると思っています。
日経の社説です。だから何なのでしょうか。こんな空虚なことに紙面を割かなくてもと思うような内容でした。
2016/5/24付
外部からの取組みだけでなく
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の朝刊にあったこんな記事。
保育サービス、格安で アズママやカラーズ
2016/5/23 0:42[有料会員限定]
とのことで、いろんなサービスが出てきているというニュースでした。
ベビーシッターのマッチングサイトの紹介もありました。いくつか痛ましい事件も記憶に新しいところ。こちらのサービスに瑕疵があるかどうかとうことではなく、利用者としてそのサービスの背景だったり、自分自身に起こり得るであろうリスクは考えて利用したいところです。
そんなこのニュースに関連した記事にこんなことが描いてありました。
育児支援、民間の力必要
2016/5/23 0:43[有料会員限定]
記事の終盤にあったNPO法人フローレンスの駒崎氏のコメント。
事の本質を間違えないように…という駒崎さんの主張がちゃんと取り上げられていて良かった…ということでしょうか。
怖い上司にならないために
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経スタイルというサイトの記事にありました。元記事は日系DUALのようですね。
―― 藤田社長、女性社員をケアするポイントはありますか。
藤田 サイバーエージェントにはいないですが、仕事ができる女性は“どんどん怖くなっていく”傾向があるんじゃないかと思うんです。
(中略)
上の人がキラキラしているというか、憧れる対象にならないと、下に続く社員は出世意欲を失っていく。
女性に限らず、何かを背負い、何かをのプレッシャーと戦うと、周りから見たら近寄りがたい=怖い…という印象を与えてしまうかも知れませんね。
私も以前、部下に子どものいない夫婦がいて、子育てと仕事の両立を身を以て示そうと思ってた時期がありましたが、ある日「手島さんの姿を見てると、子育てって大変だなって思って考えちゃいます(だから子どもは持てない)」と言われ、頭から冷水浴びた気がするという経験をしました。
もっともおおらかに振る舞えれば良いのですが、当事者はなかなか難しいですよね。
その点、藤田社長のようなボスが注意を促してるけるのは素晴らしいですね。
2025年に1.8
こんにちは。シンカ代表の手島です。
政府が一億総活躍プランを策定したとのことです。今朝の日経新聞も中ほどに「一億総活躍特集」というページも組んで取り上げています。
GDP600兆円へ働き方改革 骨太素案・一億総活躍
2016/5/19 1:12[有料会員限定]
少子化対策ということで、ゴールは2025年に出生率1.8だそうです。そのための各施策であるとのことですが、さて、どうなるか。
成長実現へ力不足 頼みの税収増は不透明
骨太素案・一億総活躍プラン
2016/5/19 1:17
少子化対策 待機児童の解消 希望出生率1.8へ保育枠50万人増
2016/5/19付[有料会員限定]
成長力と生産性向上の早道 財源確保、具体策は示さず
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みなさんどうお感じでしょうか。
私はこの程度の施策で、これまでの負のスパイラルが逆回転するとは思えないのですが、どんな小さな一歩も無駄ではないと信じて、見守ります。そんな小さな一歩ですからちゃんと実行してもらうことを願います。
マタニティー服の品揃えだけではなく、もっと環境面の“品揃え”を強化しないといけないですね
こんにちは。シンカ代表の手島です。
そろそろ政治のニュースは離れましょう。私も疲れます。
そんな今朝に日経新聞を眺めていると消費面にこんな記事がありました。
企業・消費
マタニティー服、働く女性に的 オフィスでも違和感なく、赤ちゃん本舗など商品増
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そして気になったのは最後のこの部分。
何気なく目に留めたのですが、改めて考えてみると大変なことなんですよね。
男性として申し訳ないのですが、女性の妊娠の大変さを実感しようとしても悪阻の辛さはわかりません。イメージできるとして、お腹の中に大きな重さのものを抱いて生活をする大変さ、体力的な辛さ程度です。
そんなマタニティーのときに、仕事休んでゆっくりできればいいのにね…なんてのんきに思ったのですが、ほとんどの人は、そのときにさらに上の子の保育園の送り迎えもするってことですよね。
お腹に命を宿し育みながら、仕事をして送り迎えをして家事をする…そりゃ子どもは増えないですよね。
ベビーシッター等を使っても「手抜きしてる」と思わない、思われないようになること。
産まれる前からだって夫の方が仕事を早くあがって保育園の迎えをする…など
多方面の環境改善が必要なんだと改めて思わされました。