マイナンバー制度の私論
こんにちは。シンカ代表の手島です。
マイナンバー制度に対してのコラムが日経新聞にありました。
マイナンバー時代、副業は難しくなる?
第41回 副業とマイナンバー
(1/2ページ)2015/12/9 6:30[有料会員限定]
確かに、副業がバレる…ということは言われていますけれど、“本業”の会社にバレないようにということと、国・行政にバレないということの2つがあると思っています。
前者は、ちゃんとやればバレないと思っています。後者は、バレても仕方ない、必要な分は払うべき…という考えです。
私はこの制度には賛成です。もちろん、番号や個人情報が盗用され悪用されるという危険性は担保して…という大前提ですが。
本来は払うべき人たちが税金を逃れることができ、かつ余分に公的サービスを得ている…という今の悪循環を変えるべきです。そして国の税収の基盤を確保し、“実は隠し持っている”人たちから徴収し、税負担の公平感を高める効果があると私は考えています。特に、持っている高齢者層と、働いても稼げるか見通しが立たない若年層の不公平感の是正が大事です。
人気ブロガーのちきりんさんのエントリから引用します。
本当に「かわいそう」なのは誰なのか? – Chikirinの日記
今、この制度がないせいで、所得は捕捉されてるけど、資産が補足されない。だから何千万円も資産をもっている高齢者に関しても、医療保険や介護保険の負担を増やすことができないんです。誰が本当に貧乏で、誰が実はお金もってるか、全然わからないから。
このため、大企業で役員にまでなったり、公務員として何度も天下りして多額の退職金をもらった人も、定年したとたんに「年金収入しかないお年寄り」になってしまい、多額の貯金があるのに、超低負担で医療や福祉が受けられます。
でもね。未来の子供達から借金してまでも、そういう人のために税金を投入すべきだと、みんな本当に思ってるわけ?
溜め込んでいるひとにはマイナンバーで資産に課税をする。
お金を使う場面で全員に等しく消費税で徴収する。
消費税は軽減税率のように”低所得者の負担が大きい”といいますが、稼ぎが少ない人はそれなりにしか払いません。たくさん持っている人はたくさん消費してその分の税金を払うということです。
労働人口が少なくなる、就労所得が減るのであれば、それ以外のところからきちんと取れる…ような制度で何がいけないのでしょうか。消費税は万人に平等な制度だと思っています。
…選挙は高齢者が票になるから、そこに向けた政策に偏るといいますが、マスコミの同じで、不都合になる層に向かって大反対しているということですかね??