小学生と考える?同一労働同一賃金
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の朝日小学生新聞の一面が「同一労働同一賃金って何?」でした。
“正社員と非正規社員の区別なく同じ価値の仕事には同じ賃金を”
とのことです。ヨーロッパの国々では一般的と書いてあります。
子どもの記者が有識者とQAをするという形式です。大学教授が答えているのですが
正社員の人の賃金が下がる話しであること、下げないとなると、人件費を上げることになるので…あたりのことは書いていません。
「正社員は、転勤や責任の重い仕事につくことがあり、それが差になることはあります」
「日本では、男性が正社員となって働いて稼ぎ、女性は専業主婦となり、必要であれば非正規社員として働くと言う仕組みが長く続いてきました。」
これは“仕組み”だそうです。社会全体の仕組みなんですかね。そう教えてしまっていいのでしょうか。
最後には
「小学生のみなさんが大人になったとき、日本でも同一労働同一賃金が少しでも進んでいて欲しいと思います」
なんか、あまり希望が持てない内容でした。図説のイラストを見ても、正社員も喜ぶってどういうことなのか。報酬が下がっても長時間労働から解放される?これまでの長い年月働けば給料があがるのが、初めからもらえるから?片側の議論だけで、小学生にちゃんと伝わるのか疑問です。