選考漏れと待機児童は違うというけれど
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の地域面(東京版)にこんな見出しがありました。
保育所選考漏れ7%増
首都圏主要区市16年度 施設拡充追いつかず
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自治体に希望した保育所に入れなかった人の集計結果です。この数を待機児童と言わないでどうするのでしょうか。
希望する施設から漏れた子供の数は1都3県の特別区と政令指定都市で15年4月に比べ7%増の2万2000人弱に上った。
1次選考に漏れても、自治体が定員に空きがある認可保育所や認可外保育所を紹介し、再選考に進むケースも多い。このため、1次選考で入所が決まらなかった子供がそのまま待機児童になるわけではないが、保育の需給ギャップが依然として大きい実態が浮き彫りになった。
さいたま市は2月上旬、選考結果を保護者に通知。希望の保育所に入れない「不承諾」は前年比2%増の2122人だった。保育所の整備を進めて定員を増やしたが、申込者数も14%増の7044人と伸び、選外が増えた。
千葉市の場合、2月時点の不承諾者は前年より203人増えて874人。市は3年連続の待機児童ゼロを目指し、職員が選外になった保護者に通勤経路上の認可外保育所を電話で紹介するなど対応を急ぐ。
川崎市は1月末時点で選考漏れが約1割増の3007人だった。1次選考で入所が決まっても、その後の転居などでキャンセルが出るケースもあるため、現在は再選考による調整を進めている。昨年は1月末時点で2736人が選外だったが、4月には待機児童ゼロを達成した。
最後の川崎市のケース。昨年は「待機児童ゼロ」ですって。2700人以上を”紹介”したということになるのでしょうか。本当でしょうか…。