9月 14th, 2016
育休2年化のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の政治欄にあったこの見出し。
政治
育児休業を2年に 厚労省が延長検討、子育て世帯を支援
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育休を2歳まで延長できれば、やむをえず0歳児を預けていた保護者が早い時期に子どもを預けなくて済む。保育所としても、0歳児にかかっていた保育士を1、2歳児などほかの担当に回せるため、結果として預けられる子ども全体の数を増やせる。
なるほど、そういうロジックですね。
ただ労使の一部からは「育休を長く取ると労働者の技術が鈍り、職場に復帰しづらくなる」と不安の声も上がっている。このため「子どもが保育所に入れない特別な場合のみ2歳まで」などと育休延長に条件がつく可能性もある。
あれあれ、こんな条件をつけたら何も変わらないのではないでしょうか。
この件についての個人的な意見は「スキルが鈍るから2年は長い」ということに近いです。
会社側の気持ちとして、、2年も雇用を固定されるのはその間の業容の拡大・縮小にどう対応するのか、戻ってくる人の職場をずっとキープしなければならないのは制約になる局面が多いと感じます。
個人としては、受け入れ態勢がしっかりしている前提ですが、ゼロ歳児からどんどん預ければ良いと思っています。もちろん、長時間やネグレクトに近いような預け方は論外ですが、時短勤務をしながら朝夕しっかりスキンシップ・コミュニケーションを取れるのであれば、積極的に外の保育施設は使って構わないという意見です。
結局「雇用の流動性」というところの未整備なのかなと思います。
雇うこと、解雇することの制約。
働く側にとっての「何回も転職している」とか「履歴書に各事項が多い」のがマイナスポイントだというような風潮…などをなくしていかないと、変わってこないのではないでしょうか。