「保育園義務教育化」論に触れて
こんにちは。シンカ代表の手島です。
少し前の記事になるのですが、日経DUALにあったこの話題です。
「保育園義務教育化」は少子化を止められるか
白河桃子×古市憲寿 対談(上) もっと「お母さん」を大事にしてもいい
「異様」な子育ての現実を伝えて社会を変える
白河桃子×古市憲寿・対談(下)子育て環境は声を上げれば改善する方向に向かう
私もさっそく著作を読みました。
若手の社会学者、若い世代の空気感を伝える第一人者の方が取り上げたことの意味は確かに大きいのでしょう。社会で声をあげなきゃという問題意識の喚起、提言と言う点では大賛成です。
実際にこの方の著作をいくつか図書館で借りて読みましたが、「保育園義務化」という言葉は今回の著作でアピールされたものですが、古市さんの問題意識は以前も同じものでした。
「だから日本はズレている」という本と今回とでも同じメッセージでした。
本当は、少子化を克服する絶好のタイミングがあった、ちょうどこの過去15年間だ。
実はこの15年というのは、団塊ジュニア世代という、日本で二番目に人口の多い世代が結婚・出産適齢期を迎えていた。何せ、人口が多い世代なのだから、彼だがばんばん子どもを産んでいれば、日本の少子化には一定の歯止めがかかっていた可能性がある。
(中略)
本当は、日本はついこの間まで、第三次ベビーブームが起こっていてもおかしくなかった。
(中略)
しかし、実際には出生率は出生率は回復せず、日本は少子化を止めるタイミングを逃してしまった。
もちろん、これは団塊ジュニアの人々が悪かったわけではない。国や地方自治体が、結婚や出産をしやすい環境を整えなかったことが一番の問題だ。
『保育園義務教育化』第4章 少子化が日本を滅ぼす より
実はこの15年というのは、団塊ジュニア世代という、日本で二番目に人口の多い世代が結婚・出産適齢期を迎えていた。何せ、人口が多い世代なのだから、彼だがばんばん子どもを産んでいれば、日本の少子化には一定の歯止めがかかっていた可能性がある。
(中略)
本当は、日本はついこの間まで、第三次ベビーブームが起こっていてもおかしくなかった。
(中略)
しかし、実際には出生率は出生率は回復せず、日本は少子化を止めるタイミングを逃してしまった。
もちろん、これは団塊ジュニアの人々が悪かったわけではない。国や地方自治体が、結婚や出産をしやすい環境を整えなかったことが一番の問題だ。
『保育園義務教育化』第4章 少子化が日本を滅ぼす より
「保育園義務教育化」という言葉だけだと、異論も出てきてしまうと思いますが、私が受け取った古市さんの主張についてはまたの機会に取り上げます。
興味ある方はぜひ読んでみてください。軽い文体なのですぐに読めるはずです。
保育園義務教育化
だから日本はズレている