6月 2nd, 2014
産業競争力会議の子育て支援・女性の活用推進に向けた成長戦略案
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週何度か取り上げましたが、政府の産業競争力会議。
この会議の答申が出たという記事がありました。
これは政府による
・子育て支援策
・女性の活躍推進に向けた主な成長戦略案
ということのようです。
(政府のサイト)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/kadaibetu/index.html
私は日経新聞を購読しているのですが、
取り上げている記事に挿してある表とその「課題」のコメントが良かったです。
”上場企業は役員のうち女性比率の開示義務→すぐに女性が増えるとは限らない”
とコメント。まさに一刀両断の感じなのですが、これはおっしゃる通り。
一連の議論で、いろんな違和感があるのですが、このBlogでも「女性の社会進出を論ずるだけで良いのか?」ということもコメントしていますが、子どもを預けやすくして、女性が働きやすくなると、どうなるのか。どうなりたいのか。
今回の答申は、産業競争力会議という名前ですから、もともとの問題設定は日本が日本経済が成長するためであるはずです。
その中での女性活用ということです。社会に出て行きましょうということです。
ですが、他方で外食産業などは特にアルバイトの人手不足ということも言われています。
(例えば、最近の牛丼のすき家さんのニュース)
これを考えると、女性が社会に出て活躍する場所があるのか?ということも考えないといけないと思います。
そもそも安い賃金の人件費で安く提供する…というビジネスモデルそのものを根本から変えていくことも考えなければいけないはずです。
とはいいつつ。これは問題が大きすぎるので、まずは、今回の答申の内容が笛吹けと踊らずにならないように。
きちんとした施策に結びつくことを願いつつ、もっと大きな視座での改革への議論も期待したいです。