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頭を冷やしながら冷静に考える
こんにちは。シンカ代表の手島です。
ここ最近ずっと話題にしてきた「日本死ね」から続くこのお話し。今日で一区切りにします。
今日はこちらのフリーアナウンサーのBlogをご紹介します。
ご自身でも「わざと極端な論を張って煽ります」のようなスタンスを公言されていますが、少し極端な感じで、嫌悪感を持ったのは確かです。
【長谷川豊公式ブログ】
2016年03月07日
「年収600万円以上で結婚していない男の本音」が明らかになった。あまりの内容に愕然とした。
ということで論を張ってらっしゃいます。みなさんざっとご覧になってみてください。
私も最近の動きで「いよいよ動いてきた」と少し浮かれていたのかもしれません。待機児童の対策をしただけじゃだめだということを肝に銘じておかないといけません。あくまでも総合的な対策の中の1つなんですよね。
私も長谷川さんの意見と根っこでは同意見なんだと思います。保育園を増やしたところで、待機児童は減るかもしれないけれど、「多子・人口増社会」には到底届かないでしょう。
2014年9月にこんなことを書いています。
子どもを持つことの障壁の根底 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/tokyo-yofukashi/
待機児童を減らすのがゴールではなく、日本に若い世代が溢れ活力が漲るのがゴールなはず。
私もマスコミのようにこのトレンドに乗っかって騒ぐのではなく、この話しはいったんここで区切りにします。
具体策がわからない!そうです
こんにちは。シンカ代表の手島です。
本当にこれは奇跡と呼ぶのか、ネットの力と呼ぶのか。たった一つの匿名のつぶやきがここまでなるとは、信じがたいですね。
言葉遣いがどうこうという論もありますが、私は、そういった言葉遣いだったからこそセンセーショナルに取り上げられたと思うので、今回のことは肯定的に捉えています。
日曜日(3/13)の日経新聞にある論説委員の方のコラムがありました。読んでみて、全くその通りなのですが、どうするの?という内容でした。
そうしたら同じ日曜日にフローレンスの駒崎さんが具体的な施策の提言をされていたので、合わせてご紹介します。
駒崎さんの投稿は長文ですが斜め読みでいいのでざっとご覧になってみてください。
とにもかくにも「日本死ね」の言い方が酷いなんていう議論はまったくもって的外れなので、ことの本質をどうするか、考えましょう。
日曜に考える 時流 中外時評
今こそ待機児童の解消を 子育てを社会で支えよう 論説委員 辻本浩子
[有料会員限定]
駒崎氏のブログ↓
2016年3月13日
政府が待機児童対策で困っているようなので、具体策を出してみた
このエントリの冒頭で紹介されている新聞記事があるのですが、その中にこんな言葉がありました
朝日新聞デジタル
待機児童ゼロ、首相は決意表明したけれど 乏しい即効策
池尻和生、伊藤舞虹2016年3月12日05時11分
首相が11日に表明した保育士の待遇改善策も、政権が掲げる「希望出生率1・8」の一環として盛り込むことは既定路線だ。保育の受け皿を50万人分に広げることも、新年度予算案などに反映させたばかりで、新たな予算措置は難しい。ある関係閣僚は「急いであやふやな案を出しても失敗するだけだ」と語る。
こうした中、塩崎恭久厚労相は11日の衆院厚労委員会で、保育所を探す「保活」の実態や改善点を調べるため、厚労省のホームページ上で意見を募集する考えを示した。
保活の実態を知らない…悲しくなりますね。自治体もちゃんと上に伝えてないのでしょうか。それこそ、落選通知直後の窓口の担当を実際にやってみるのはどうでしょうか。
↓朝日新聞デジタルの記事を紹介しているハフィントンポストより
「まさか全部落ちるなんて」保育所難で悲鳴、吹田市は1000人前後落選
朝日新聞デジタル | 執筆者: 田中陽子
投稿日: 2016年03月05日 09時46分 JST 更新: 2016年03月05日 09時46分 JST
相談中、左右の窓口から同じように詰め寄る保護者の声が聞こえてきた。
左隣では「どうやって育てていけばいいんですか」と母親が泣き叫び、選考で有利なひとり親家庭にするためか、「明日、離婚します」と父親が語気を強めた。右隣では赤ん坊を抱いた母親の横に祖父母が立ち、「何とかせいや」とすごんでいた。
絶望が届いた!
こんにちは。シンカ代表の手島です。
まだまだ続けます。今日で最後にしたいのですが、国会に届いて、政治家がコメントするところまできたんですね。
朝日新聞デジタルより
「保育園落ちた」ネット世論で政権一転 首相も軌道修正
石井潤一郎、高橋健次郎2016年3月8日21時18分
「保育園落ちた」きっかけに2万7千署名 制度充実求め
伊藤舞虹、長富由希子、高橋健次郎、田中陽子2016年3月9日23時28分
これまでは政治に参加しないと言われている子育て層が「黙ってない」ということが実感となったのもとても意義があることだと思います。山は動くでしょうか。
絶望コラムの続編
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先日のエントリで、もっと絶望しないと届かないというようなことを取り上げたコラムのことを書きましたが、その続編があがっていました。
Yahooニュースより。
「日本死ね→書いたの誰だ?→ #保育園落ちたの私だ → 国会前スタンディング」絶望の不思議な連鎖
境治 | コピーライター/メディアコンサルタント
2016年3月7日 11時3分配信
現地は、一般的にイメージできる「デモ」ではなかったようです。シュプレヒコールをあげるでもなかったとのこと。
国会議員さん、20年近く取り組んでもまったく効果がないということ。保育園作って待機児童を解消する!っていったって人口が増えないことを直視しているのでしょうか。
より一層深刻化したり、顕在できてない潜在の問題が大きくなっているだけの状況で、抜本的・根本的に変えていかなければならないとうことをしっかり認識して欲しいと思います。
もっと広がってもっと届いて欲しいから
こんにちは。シンカ代表の手島です。
「保育園落ちたの私だ」関連の出来事は、私の視野では続いているのですが世間的にはどうなのでしょうか。こういうときにTVが無い生活をしていると実感できません。
絶望でもなんでもいいです。もっと広がって、もっと届いて欲しいので、関連話題を下記に記します。
「#保育士辞めたの私だ 」サービス残業、低賃金、プレッシャー…当事者から切実な声
The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom
投稿日: 2016年03月06日 09時51分 JST 更新: 2016年03月06日 09時58分 JST
2016年03月06日12:24
【悲報】保育園落ちたの私だデモ→「落ちていない人」も参加し炎上!成りすましか!と批判
こういったニュースは、インターネットの好きになれない部分、「便所の落書き」的に受け取られる部分ですよね。もちろん興味ない人は見なければいいし、自分の考えを確かめるキッカケとすればいいだけですし、このページの中も両論併記にはなっているのですが。
事の本質は、子どもを育てる環境がいかに大変かと言うことを訴えること。このことは全く間違っていないので揚げ足取りしてほしくないと思います。
「保育園落ちたの私だ」 ネット署名2万6000人
TBS系(JNN) 3月8日(火)0時22分配信
保育園落ちたブログ 安倍首相、社民・福島氏に激怒「福島委員が政権にいたときより受け皿増やしている」
産経新聞 3月7日(月)17時53分配信
このかたは相手の人のことを引き合いに出す事が好きなように思います。ディベートならいいのですが、国政ですから相手の過去の事ウンヌンしている場合ではないと思うんです。全体としたら自民党が司った戦後ほとんどが今の停滞と未来への希望を持ちづらい社会を作ったんですから。そのことをどう総括してるのか。
今回の保育園落ちたムーブメントが高齢者ばかりに向けられた厚い政策から、若年層にも目を向けてもらえるようなきっかけになるといいと切に思っています。
保育園に落ちたの私だ!運動
こんにちは。シンカ代表の手島です。
保育園に落ちた日本死ね!の流れが保育園に落ちたのは私だ!につながって、国会議事堂前に集まって声をあげたそうです。
朝日新聞デジタル>記事
「保育園落ちたの私だ」 国会前で抗議行動
そんなニュースとともに、日経新聞の先週末金曜日の夕刊の一面にこんな記事がありました。
「本人連れてこい!」と野次をした議員さん、本人に限らず国会、各自治体の議員の皆さん、もっと本気度が伝わる行動をお願いします。女性に働いて輝きなさい!といいながら、片や保育園を建てられない、声高に反対を唱えても良いこの風土…。どうにかならないものでしょうか。
保育環境の充実度の指標にとてもグレーな待機児童の数で測ってますが、まずは「保育園に入れませんと通知した数」も公表し、これを持って整備の評価の一つとしてはいかがでしょうか。
少なくとも、あの野次のように、伝えられてる首相の答弁のように、誰が言ってるかわからん主張は取るに足らん!というようなリアクションにはならないはずです。
保育園落ちた日本死ねの絶望
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先日このBlogでも取り上げた「保育園落ちた日本死ね」の話題が国会で総理大臣のところにまで話しがあがりました。
「保育園落ちた日本死ね」ブログに安倍首相「本当か確認しようがない」、国会では「誰が書いたんだよ」などのヤジ
The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom
確かに、この文章だけ、匿名のBlogであるということだけを取り上げればそうでしょう。
でも瞬く間に広がったということは、それだけ切実に思っている、共感できる人が一定数いるという事であるはずです。
国会議員のみなさん、ごく一部の声と思わずに、20年後30年後のために何をするのかを議論していただきたいと切に思います。ただこの議員さんのBlogを見ると絶望的な気持ちになります。
民主党の国会議員さんのBlog
こんな予算じゃ「保育園落ちた日本死ね」の声は止まらない。
2016年03月03日NEW !
安倍政権は、税金の使い方を完全に間違えている。
ハフィントンポストより
【 #保育園落ちたの私だ 】「保育園落ちた日本死ね」ブログへの国会ヤジに悲痛な声、続々
The Huffington Post | 執筆者: 和田千才
投稿日: 2016年03月03日 10時26分 JST 更新: 2016年03月03日 10時27分 JST
Yahooニュースより
「保育園落ちた日本死ね」ネットとテレビで響きあい国会に届いた”絶望”
境治 | コピーライター/メディアコンサルタント
2016年3月3日 10時0分配信
もっと絶望しないと国は動かないのか…そうなのでしょうか。
◆参考エントリ
若い世代の声は届くか。広がるか。 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/koehatodokukahirogaruka/
サクラサクってホカツでも!? | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/sakurasakuhokatsu/
若い世代の声は届くか。広がるか。
こんにちは。シンカ代表の手島です。
ある匿名Blogが話題になっています。
保育園落ちた日本死ね!!!
http://anond.hatelabo.jp/20160215171759
この気持ち、子育て世代にはとても切実な問題だと思います。
これにいつもの駒崎さんが冷静に反応していました。
2016年2月17日
「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ人に伝えたい、保育園が増えない理由
http://www.komazaki.net/activity/2016/02/004774.html
(議員1人あたり給与と手当がざっくり4400万/年で、717人いる国会議員を半分の358人にすると、浮く税金は158億円。桁が違います。)そうではなく、高齢者1000万人に3万円配ること(つまりは3600億円)をポンと決めちゃえるわけなので、出そうと思えば出せるのです。投票率が低いから、我々子育て世代の優先順位が、低いだけです。
声をあげて、世論の波をつくるのです。
メディアにお勤めの方は、工作員となってこの話題をニュースにあげましょう。友達に国会議員やその関係者がいる人は、臆せず文句を言いましょう。そうじゃない人は、SNSでとにかく拡散させましょう。ベッキーで騒いでる場合じゃないんです。
また、自治体に対しては、とにかく文句を言うべきです。
ほんとその通りですよね。みんなが少しずつ行動するしか無いということだと思います。
都議会議員さんはこんな反応をしていました。おときた駿さんのBlogです。
「保育園落ちた日本死ね!!!」って言われたけど、むしろ東京都は保育園をつくるべきではない理由
http://otokitashun.com/blog/daily/10445/
保育所を増やせば潜在的利用者が顕在化するイタチごっこに直面している
小規模保育や派遣型保育・ベビーシッターの活用に舵を切るしかありません。
”ありません”と言い切り型なのはやり過ぎなきもしますが、多方面から対策をとらないといけない事は間違いでありません。
老人に3万円ポンとだせるんですから、子育てにももっと配分できるはずです。
キチンと声を上げていきましょう。
育休が義理にならないように
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ビジネス誌に定期的に掲載されているコラムでも育休問題が取り上げられていました。
時事ネタを面白おかしく“斬る”長寿企画のもので、私も「なるほどね」と思う事もあれば「こじつけだ」と思う事も多いコラムですが、ここに育休の話題が取り上げられるほどになったという感慨が大きいです。
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
育休は権利か義理チョコか?
2016年2月12日(金)
このコラムは毎回ボリュームが多く、途中で読み進むのを辞めてしまう事もあるくらいです。今日のエントリが引用ばかりになってしまいますがご容赦ください。
個人的には、国会議員の育休に関しては、賛成する意見にも反対する意見にも、それぞれ、もっともな論拠があると思っている。「一般企業の育休取得者への不当な風当たりを弱めるためにも、国会議員は率先して堂々と育休を取るべきだ」という意見にはなるほどその通りだと思わせる力があるし、「国会議員の重責を思えば、育休を取りたい気持ちは抑えて、国民に奉仕するべきだ」という見方にも、一定の説得力はある。
とすれば、両陣営が議論を深めることは、双方にとって望ましい展開だった。
実にバカな話だ。
いや、心情的にはわかる。
逆に言えば、すべての人間に与えられているのでなければ、それは「権利」と呼ぶことはできない。
「○○さんは、ふだんからあんなに頑張っているんだから、育休ぐらい取らせてあげようじゃないか」
と、職場の同僚の誰もがそう考える人だけが育休を取るのであれば、色々とうまく行くようにも見える。
でも、実際には、
「ふだんから他人の分まで余計に働いて頑張っている人」
は、普通に考えて
「いきなり休まれたら職場が大混乱に陥る非常に重要な同僚」
でもある。
つまり、職場的には、「休む資格のある人」は、同時に「休まれたら困る人」でもあるわけで、結局のところ「育児休暇」は、チョコレートがそうされたのと同じように、世間の「義理」のガバナンスに委ねられることになるはずなのである。
時期が時期なだけに義理チョコレートと関連づけられたコラムになりましたが、「温情」ではなく「権利」であることをちゃんと理解して考え、男性の育休の習慣が終息しないように行動しなければならないと思います。
こんな展開が待っていようとは
こんにちは。シンカ代表の手島です。
まさかこんな展開になるとは…思いもしませんでした。男性国会議員の育休の件、話しがとんでもない方向に進んでしまっています。
とても残念です。
産經新聞web版
2016.2.10 10:42
【政界ゲス不倫疑惑】
「育休どころか永久にお休み」 育休宣言・宮崎議員の不倫疑惑に官邸筋も怒り
この件に関して、私は駒崎さんの主張に大賛成ですが、世論はどうなるでしょうか。
2016年2月10日
宮崎議員は嫌いになっても、男性育休は嫌いにならないでください
「男性の子育てはまかりならん!」と本気で思っている老世代が仕組んだワナなんでしょうか…