7月 8th, 2014
続・新聞と電子版
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリでスタッフKが新聞のことを書いていますが、私は“紙派”です。
昔からスクラップブックを作るのが好きで、気になる記事は切って束ねて取っておいて、時間が取れたときにノートに貼るって思考を巡らす…ということをしています。
小学校の頃から気になった時事問題なんかを集めましたし、大学の卒業論文もテーマを早い段階で決めていろんな記事を切って集めていたことを覚えています。
そうやってまとめていくとトレンドというか、「以前から言ってること変わらないじゃん」ということだったり、逆に新しい観点が出てきているな…ということがわかって(わかる気がして)好きなんです。
なので、絶対に新聞”紙”であるべきだと思っています。
いまでも日経新聞、日経MJ新聞を購読しています。小学5年と2年の娘に朝日小学生新聞も購読しています。
新聞紙派の私はもう一つネットのニュースで許せないことがあります。
それはネットというか画面で展開されるニュースはどうしても一覧・リストになっているということで情報量が少ない(画面に並ぶ情報に量的な制約がある)と思っています。もちろん画面の向こうには紙面以上の量があるのですが、一読性という意味です。
新聞だと、ぱっと開いたときの見出しの大きさだったり、自分の気になるキーワードが目に入ってきて記事を知る…ということがあると思います。また、どんな勘が働くのかわかりませんが、隅っこの記事に自分の気になるものを見つけて「へぇ」と知ることがあるのは皆さんも経験があると思います。
これも逆に言えば、ネットだとキーワードを入れれば全部出てくるので逃さない…とも言えるのですが。
そんなネットニュースの懐疑派の私が最近揺れ始めています。日経新聞のビューワーが秀逸なのです。
iPadminiを持ち歩くのですが、新聞紙と同じ紙面で展開され、まさに新聞紙をめくる感覚でページをめくって読めます。
新聞をぱっと開いて、気になる見出しにフォーカスして、記事を斜め読みして、読みたければ熟読。そうでなければ斜め読みのまま終えて次の記事へ…ということが可能です。最初は気にしてなくても目で追ってるうちに「おや」と思う記事にも出会えます。
そしてさらに最近のバージョンでは自分のチェックしたいキーワードを入れておくと、その言葉を含む記事が色で囲われて表示される様になりました。これで見逃すことがなくなった…というわけです。
新聞を読むということでは紙の機能性に完全に追いついた印象です。これは驚いています。
スクラップブックでもっておきたいという私の趣味をどこまでこだわるか…悩む時期がこんなに早くくるとは思いませんでした。