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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

‘子育て支援’ タグ

9/26日経:被災地へ皇后陛下が送られた絵本

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日の日経新聞の社会面に、皇后陛下が被災地に絵本を送っているということが書いてありました。

被災地 絵本で笑顔咲く
岩手のボランティア「10年活動」 両陛下、28日に訪問
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絵本を手に取る子どもたちの姿は私も大好きです。たった19冊でどのくらいの子どもたちに届くのか、たかが知れているのかもしれませんが、リアルの本だから良いのだと信じたいです。これがすべてタブレット絵本でしたら、届く子どもたちは多いでしょうが、液晶画面を眺めている光景はまだ好きになれません。

これまでの19冊、私も知っているものもいくつかありますが、知らないものも多いですね。自宅蔵書もありそうです。今度探して読んでみます。

育休2年化のニュース

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の政治欄にあったこの見出し。

政治
育児休業を2年に 厚労省が延長検討、子育て世帯を支援
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育休を2歳まで延長できれば、やむをえず0歳児を預けていた保護者が早い時期に子どもを預けなくて済む。保育所としても、0歳児にかかっていた保育士を1、2歳児などほかの担当に回せるため、結果として預けられる子ども全体の数を増やせる。

なるほど、そういうロジックですね。

ただ労使の一部からは「育休を長く取ると労働者の技術が鈍り、職場に復帰しづらくなる」と不安の声も上がっている。このため「子どもが保育所に入れない特別な場合のみ2歳まで」などと育休延長に条件がつく可能性もある。

あれあれ、こんな条件をつけたら何も変わらないのではないでしょうか。

この件についての個人的な意見は「スキルが鈍るから2年は長い」ということに近いです。

会社側の気持ちとして、、2年も雇用を固定されるのはその間の業容の拡大・縮小にどう対応するのか、戻ってくる人の職場をずっとキープしなければならないのは制約になる局面が多いと感じます。

個人としては、受け入れ態勢がしっかりしている前提ですが、ゼロ歳児からどんどん預ければ良いと思っています。もちろん、長時間やネグレクトに近いような預け方は論外ですが、時短勤務をしながら朝夕しっかりスキンシップ・コミュニケーションを取れるのであれば、積極的に外の保育施設は使って構わないという意見です。

結局「雇用の流動性」というところの未整備なのかなと思います。
雇うこと、解雇することの制約。
働く側にとっての「何回も転職している」とか「履歴書に各事項が多い」のがマイナスポイントだというような風潮…などをなくしていかないと、変わってこないのではないでしょうか。

東京都だから発信できることも

こんにちは。シンカ代表の手島です。

小池都知事が築地市場の移転問題などで話題を振りまいているようですね。
そんな都知事に関連して、先週はこんなニュースがありました。

小池都知事、待機児童対策に補正126億円
2016/9/9 21:37

東京都だけ対応してもダメでしょうにと思いながら記事を追いましたが、

さらに小規模保育の年齢制限撤廃や育休の延長などの規制緩和を国に提案。

というくだりもあり、ぜひ取り組んでいただきたいと思いました。

局所的な自治体だけで待機児童に取り組んだって限界があります。
もちろん「ほら、限界ですよ」と示すために頑張ることもアリだとは思いますが。

並行して、家族の時間をもっと取れるような長時間労働の問題解決や、育休したあとにも転職ができるような雇用の流動性や再キャリアが当たり前になるような制度・世の中にする…など人も多いし、問題も多くて深い東京だからこそ発信できることもぜひ取り組みたいです。

保育費第2子無料

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今朝の日経一面の下の方ですが、こんな見出しがありました。

保育所・幼稚園「第2子から無料」広がる 自治体が独自制度 兵庫・明石市や秋田市
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方や待機児童や保育士不足で話題沸騰だというのに…と思うのですが

地方都市は待機児童の問題が深刻でなく、受け入れ定員に余裕がある。秋田、坂出市は4月時点の待機児童がゼロで、明石市も来年には待機児童をなくす目標を掲げる。

ということだそうです。

国全体として、過疎化、若年層の流出という観点だったり、一極集中・雇用が都市にしかないという課題が明らかになっているということだと思うのです。話は少子化だって問題の表れのひとつ…なだけですね。

 

「改正案」のニュースで安心してはいけないことを学びました

こんにちは。シンカ代表の手島です。

8/27土曜日の朝刊の記事に来年度の税制改正案のニュースがありました。

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働き方改革、税で後押し 来年度の改正要望そろう 仕事・育児、両立促す
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 17年度改正で焦点となるのは、女性や高齢者も含めて働く意欲のある人が活躍しやすい社会をつくるための税制だ。
厚生労働省と内閣府は今回の税制改正で、ベビーシッターを雇ったり、認可外保育所に子どもを預けたりしている世帯の税負担を軽くする仕組みの導入を求める。費用の一部を税金から差し引く「税額控除」などの案を検討している。

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いよいよ変わってくる!と思う反面、なんかいつも同じこと言ってるだけな気がして…という既視感を覚えたのですが、昨年も同じ時期に「来年度の税制改革で」という同じ話題でエントリをあげていました。

なんで実現できないのか?に踏み込んで検証し、次の打ち手を考えなければならないようですが、そのサイクルは回っているのでしょうか。

景気悪くて、消費税あげられなくて、で、税制改革できない??そんな言い訳が通用するならいつまでたっても実現しないでしょう。

■参考エントリ:昨年8月のシッター関連

当時シッター代が“経費”になっていたら | Synca Blog

シッター代 所得控除!のぬか喜び | Synca Blog

我が家のシッターさんの思い出 | Synca Blog

子育て支援の話題は事欠かないですが

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の総合面でのミニ連載は、ホカツの現状と企業保育所の話しに進んでいました。またこのほかにも子育て支援に関する話題がたくさん掲載されていました。

待機児童ゼロへ 壁崩せ(3)俺が探さないと…
2016/8/25付[有料会員限定]

「我が子を待機児童にしたくない」。母親だけでなく、父親たちも目の色を変え始めた。

 「こんなに情報が集約されていない、アナログな世界だったとは」。東京海上日動火災保険の田寺俊之(31)は驚く。

 子の預け先がないと、仕事をする前提条件すら整わない。東奔西走を強いる保活が親たちに与える負担は大きい。「いつまでこんなことが続くのか」。保活に直面する親たちには「ゼロの日」は遠く映る。

迫真待機児童ゼロへ 壁崩せ(4)会社で育てる
2016/8/26付[有料会員限定]

 イオンもショッピングセンター内に従業員向け保育園を一気につくろうともくろむ。担当の東英衣子(42)は「従業員は土日も年末も働く。職場に保育園があれば人を確保しやすい」。

 「優秀な人を逃さずに済むなら、1億円かけても惜しくない」。中堅IT(情報技術)企業のワークスアプリケーションズ。最高経営責任者(CEO)の牧野正幸(53)は力説する。12月、東京・六本木の高層ビルに社員向け保育園を開設する。

そして今朝の地域経済面では「三歳の壁を打ち破れとして都の自治体の取り組みが紹介されていました。

子育て2016
保育施設拡充、「3歳の壁」破れ  江戸川区、「預かり」の幼稚園に補助
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▼3歳の壁 自治体が待機児童の大半を占める0~2歳児を受け入れる保育施設を急ピッチで増やす一方、3歳からの預け先に困るケースが発生している。都市部の保育所では、2歳児からの持ち上がりで3歳児の定員が埋まってしまうことが多いためだ。3歳児からの預け先が見つからなければ、また待機児童となる可能性がある。
 0~2歳を受け入れる小規模保育は、昨年4月から認可保育所と同様、自治体の認可事業となった。定員は19人までと保育所に比べて規模が小さいため、マンションやビルの空き部屋を使って早く開設ができる利点がある。

が、これら色んな取り組みが、花開いてくれるでしょうか。全体としては遅々としていても着実に進んでいるということでしょうか。

過去に同じような話題を取り上げたエントリを探してみました。

2015年3月
「3歳の壁」 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/3sainokabe/

2014年6月
壁かべカベ | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/kabeiroiro/

2015年1月には自身の経験を書いてました。

2003年の当時のホカツ | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hokatsu2003/
2006年の当時のホカツ | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hokatsujoken/

競馬場に保育園

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日も紹介した日経新聞の総合面の連載の2日目は保育所設置についての話でした。

迫真
待機児童ゼロへ 壁崩せ(2)目の前は競馬場[有料会員限定]
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大井競馬場の駐車場にできる保育園。交通事故が起きないことを願うばかりです。

公園への設置に揺れる杉並区

保育園に入れない母親らから異例の異議申し立てを受け、今回は周辺住民から批判を浴びる杉並区長の田中良(55)は腹をくくる。「少子化対策として保育園が必要なことは明らか。通常の手法による用地確保は限界で、覚悟してやるしかない」

いろいろ壮絶な感じがして、言葉が出てこないです。

「保育士争奪戦」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の総合面に連載の記事が始まりました。

迫真
待機児童ゼロへ 壁崩せ(1)保育士争奪、舞う現金
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保育士の有効求人倍率(16年1月)は全国平均で2.44倍に上り、最も不足が深刻な東京都は6.24倍に達した。保育事業者は保育士を激しく奪い合う。

 初任給の上乗せくらいでは同業他社と差がつかない。秘策の一つは「現ナマ」攻勢だ。

  「ウチの首都圏の保育園で働いてくれるなら入社時に10万円支給します」。採用担当の小林弘輝(30)は北海道から沖縄まで、27都道府県の保育士養成校約100校を訪問し、学生を口説く。

どこかが動けば他社も負けていられない。国内最大級の保育園を来春、東京都江東区に開くネス・コーポレーション(東京・渋谷)。例年比3倍の100人の保育士を採るため、11月末までに入社を決めた学生に、10万円を入社時に支給する。

保育士の募集がこんなことになっているのは知りませんでした。

「お金に釣られて」どうなるのかわかりませんが、預ける身としては、軽い気持ちで就くということは避けてもらいたいという本音はあります。

一方で、重責を担う仕事ですから、相応の報酬をもらって然るべきだと当然思っていますが…

質が悪い人たちは淘汰されるのでしょうが…お金で釣るのではなく、何か本質なところで決まると嬉しいのですが、何が本質なのでしょうか。

働く母親の割合がニュースにならない日がくることを

こんにちは。シンカ代表の手島です。

少子化対策の紙面講座を聞いていた3日の間にこんなニュースがありました。

働く母親、過去最高の68% 昨年調査
2016/8/18付[有料会員限定]

働く母親が増えている。厚生労働省がまとめた2015年の国民生活基礎調査によると、18歳未満の子どもがいる母親のうち、仕事をしている人の割合は68.1%。14年と比べ2.4ポイント増え、統計を取り始めた2004年以降で最高となった。共働き世帯の増加や女性の就労継続に向けた支援が寄与したとみられる。

4万6634世帯から有効回答を得た。仕事に就いている割合は子どもの年齢が上がるにつれて上昇する傾向にある。子どもが0歳の時は4割に満たないが、15~17歳では8割近い。

ただ正社員として働く母親は2割前後と少ない。非正規社員として働くケースが多く、子どもが9歳以降の場合だと5割弱の母親が非正規となっている。子育てが一段落したあと、正社員の職を得るのに苦労している。

年功序列の報酬制度、長期雇用が前提の世の中ではなくなっていて、共働きしないと世帯収入が保てない。んです。
女性が輝くだのなんだのって言わなくていいと思うんです。

そんな中で子どもも産んで、社会を細らせてはいけないんです。

正規/非正規の問題に始り、雇用の流動性の問題も大きいと思っています。
男性・女性に限らず、これから家族を持つ世代にもっと希望を持てる社会にしたいです。

日経新聞「経済教室」の少子化対策論の完結編

こんにちは。シンカ代表の手島です。

経済教室の少子化対策の最終回。どんな話になるのでしょうか。
経済教室
少子化対策に何が必要か(下)保育、枠拡大と質確保重要
子育て、地域全体で支援を 森田明美 東洋大学教授
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正直なところ、「どんな論点、どんな施策だろう」と期待が大きかっただけに、当たり前のこと、それが出来てたらこうなってない…って言う話にしか聞こえず、がっかりな気持ちが大きいです。

当たり前と思う私だったり今の世代がマイナーで、今の日本を形作ってきた高年齢世代にはびっくりするようなことが書いてあるということなのでしょうか。

最後の締めくくり

単に子どもを産めるという少子化対策としての取り組みだけでは不十分だ。地域の中で子どもが豊かに成長し、各家族の成長が具体的にイメージできることが重要だ。そのまちで暮らす親や子にとって幸せで子どもの育ちが健やかなものであることを、目標として位置づけ、それを具体化する努力が求められる。

これは誰に…と明確にしていないのですが、誰ってわけではなく全員がってことなのでしょうか。この言葉だけで締めくくられてしまったら、やはりこれから先何十年も変わってこないんだなと思ってしまいました。

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