‘税金’ タグ
東京都の私立高校の“無償化”ニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先日、小池都知事が発表したこんなニュースがありました。
私立高、都が無償化 世帯年収760万円未満5万人
2017/1/16 20:37[有料会員限定]
どうなんでしょう。お金がないなら公立へとか、公立にいけないならそれなりに…とかっていう「公平論」に立ちたい気持ちです。
本当に学びたい子、何かを修めるつもりがある子には必要でしょうが 、だだ時間を過ごすためだけの3年間、学校に籍は置き卒業証書はもらえるかもしれないけれどバイトと遊びに明け暮れるような3年間を過ごす人にもどう税金が使われるということを意味していますよね?
私としては、年収条件を撤廃し、全員に補助をするとか、公立高校を拡充するとかいっそのこと高校を義務教育化するなどしてくれたほうが納得感があります。もちろん実現可能性だったり実現までの時間がかかるので現実的ではないということも承知ですが。
とにかく無駄にバラまくということにだけならないよう危惧します。
もう一つは世帯年収要件をなくしてほしいです。 「働く壁」と同様に、その年収にならないように働き方を制限する…なんてこともないとも言えず。また、補助をもらうために年収を偽ったりなどその抜け道探しなども起きてきそうです。
都立高校「大きな脅威」 都の私立高無償化で波紋
2017/1/17 1:19
私立学校もその経営努力など自己責任でしょう。お金を払える人に払ってもらうだけの価値を提供するということで学校経営責任ということで良いのではないでしょうか。 また通わせるほうも、払えるから通うということでしかないと思うのです。
私がドライすぎますでしょうか。
関連する意見がないかと思いネットを探したところ 武蔵野市議さんのblogがありました。 このかたは「自治体格差が生まれてしまう」という懸念を表明されてらっしゃいます。
武蔵野市議 川名ゆうじ blog
都が私立高校の授業料無償化方針。歓迎だが、他の費用も考えないと
2017年01月17日 11:21
みなさんはどうお考えになるでしょうか。
結局骨抜きで
こんにちは。シンカ代表の手島です。
来年の税制が決まったとのことで日経新聞も紙面の多くを割いていました。今日はその紹介、引用ばかりになってしまいますが、みなさんはどうお考えでしょうか。
所得税、抜本改革先送り 与党大綱決定
働き方税制は半歩前進
[有料会員限定]
だそうです。以下に関連記事を。
働き方税制 かすむ理念
実態即した改革急務
[有料会員限定]
消えぬ壁、稼ぐ意欲そぐ
[有料会員限定]
かたや首相はと言えば
首相「働き方、法案急ぐ」 エコノミスト懇親会 日銀総裁「物価2%へ着実な歩み」
[有料会員限定]
上限を国が決めて縛るそうです。個々人と会社の状況によりで良いと思うのですが。民間に任せる領域かと。
それよりも、税制とか特に子育てに関する社会保障をもっと整備して、がんばって働くこと、そして家族を持ち育児をすることに希望を見いだせる社会にしてほしいものです。
配偶者控除の改正(?)のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
配偶者控除の改正についての案がまとまったようで、日経新聞にも記事がありました。
配偶者控除、夫・妻の年収に応じ差 9段階で縮小[有料会員限定]
本当に必要なことだったら痛みを伴っても実行したいものなのですがこうやって「骨抜き」になるということばかり。
本当にそう思ってますか?
1120万円以上の年収がある家の人が働けってことですよね。
せっかく年収があるのだから余暇なり自分の事に使っていいのに。
お金がある人に働け!といっているのが今回の変更。おかしくないですか。
政府の税収という面でいうならば、お金のある人はない人よりはリッチな生活をするわけで、よっぽど消費税のほうが「公平」だと思うのが学生時代、20年前からの私の意見です。
今回の改正でどれだけの効果があるのか。労働力の増加と税収のアップが。
きちんと具体的な数字で効果測定してもらいたいものです。
このblogの主題の領域で考えるならば、こんなことに議論する時間と人のコストがあるのなら、昨日のエントリでも自治体の苦労というか悩みのことを取り上げましたが保育園を設置できない地域、反対運動が起きている地域に行って、説得だったり代替案だったりを実施することにコストを投下したがよっぽどこの国の将来のためには有効なんじゃないかと思ってしまいます。
日経ニュース『シッター控除見送り』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
この週末に日経web版にあった記事です。
シッター減税見送り 17年度改正、政府・与党方針
2016/11/26 12:52[有料会員限定]
でも税制改革については、ニュース(記事)先行で取り上げるも実際には見送られるということが多いのだということをこの2年で学びました。
喜び損。ぬか喜び。 来年度以降は“踊らされないように”気を付けたいと思います。
★昨年同時期のエントリ
シッター代 所得控除!のぬか喜び | Synca Blog
私自身、ベビーシッターさんにはもうお世話にならない立場なので、実際のメリット享受はありません。
こういうところが子育て関連の施策については世論が盛り上がらなかったり政治の決断を鈍らせるのだと思います。
このシッター問題でしたら、私自身が「数年前なら必要だったけど今は別にいいや。がんばった良い思い出」みたいに「のど元過ぎれば」になってしまいます。子育て関連の施策の実効は難しいんだなと、実感します。
やっぱり根本から見直し変えるのは苦手=配偶者控除の見直しの話
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリは夫(もしくは妻)とのパートナーの相性という話題でしたが、パートナー=配偶者ということで、今週のニュースにあった配偶者控除の限度額見直しの話題です。日経新聞の記事から。
パート減税、年収150万円まで配偶者控除と同額
財務省検討
2016/11/12 2:00[有料会員限定]
根本から変えないのであれば意味がないじゃないでしょうか。上限金額を引き上げるだけって、程度の問題。どうせ壁は残るのですよね。ほんとがっかりしてしまうことばかりです。
最近の更新のようなので参考までに103万円、130万円の壁についての説明ページのリンクを貼ります
DeNA社の情報サイトのページ(↓)
2016年10月18日更新 知識・条件(扶養) (172)
130万超えたら扶養外れる?主婦が知っておくべき損得ライン
まいにち漫画ニュース(毎日新聞社)(↓)
「130万円の壁」に?
2016.11.16
配偶者控除見直しとのニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の日経新聞の一面は配偶者控除の見直しについて税制改革を行うという記事でした。
自民税調会長、配偶者控除見直し検討
共働きも適用、家族観や社会の変化映す
[有料会員限定]
ここで感じた違和感ですが、自民党の税調会長のコメントの一つとして
とのこと。
社会進出をしていないかのような言い方に感じてしまいます。
家で支えることだって立派な社会貢献、社会進出ではないですか。社会に出くださいといったところで、働く気が全くないわけではなく、正規・非正規の問題に代表される雇用の流動性の課題、待機児童に現れる保育環境の問題…様々な方面での”つけ”が回ってきての現状だと思うのです。
「ほら、税制変えたから働けよ!」とも聞こえてしまいます。
女性の社会進出云々ではなく、これからの社会、家族、働き方のありかた…という点で向かっている方向性の中での一つとしての税制という枠で捉えたいものです。
税収が増えても…
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の一面トップの記事です。
国の税収2兆円超上振れ 14年度、法人税で1兆円
2015/6/10 2:00[有料会員限定]
そんなに景気がいいの?すごいねアベノミクス…と考えなければいけないのでしょうか。
2兆円も増える!喜ばしいですね。
でもちょっと待ってください。国の歳出は96兆円…。
国税庁のwebサイト(↓)。これは何年度の数値なのでしょうか。すぐにはわからない作りなのもどうかと思うのですが。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/gakushu/hatten/page04.htm
財務省のページはもっと酷いです…。金額が書いてない。添付のPDFを開かないと金額が書いてありません…。
http://www.zaisei.mof.go.jp/num/detail/cd/3/
一般家庭の単位で例えると、540万円の収入しか無いのに、960万円を使う家計だということですよね?この例えが間違っているのでしょうか。
収入にみあった支出をしているか。その支出はこの国の未来に向かってちゃんと道筋を描けているのか。その中の一つにある「女性が輝く」ために理にかなっているのか。
個人的な話題で恐縮ですが、昨日、小6の長女が通う学校から電話があって「休み時間に友だちと衝突して頭を強く打ったようだ。嘔吐が止まらないので救急外来に連れて行くから迎えにきて欲しい」とのこと。午後の仕事をキャンセルして、病院に向かったんです。
幸い、緊急な事態ではなく、骨も脳も異常は見られないので、帰宅して経過観察ということですみました。
その駆けつけた病院は、都立小児総合医療センター
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/index.html
このERセンターでした。
CTを撮ってもらって、じっくり診てもらって、自治体の医療補助もあって支払ったのは200円(学校の保険を使えば話しは違うのですが)。これはとてもありがたいことです。
このように国の社会保障をとても実感した翌朝のことだったので、今朝の記事はそのまま喜ぶことはできませんでした。
収入をあげることもですが、それよりももっと大事に大胆に将来を担うこどもたちのためのお金の使い方を歓迎します。歳出の方も考えてもらいたいものです。
認可保育園の習い事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリに続いて今日も日経の夕刊にあった記事からです。
記事のコーナー名は「魅どころチェック」
保育+習い事 認可園も
英会話や体育 少子化にらむ
[有料会員限定]
ということだそうです。
記事の中で紹介されている英会話の講師を招いている大阪の保育園では「1園あたり年間数十万~数百万円のコスト増」と書いてあり、別の園の紹介では英会話レッスンについて「1回、20分程度、英語の歌に親しむといった内容のレッスンを、追加料金なしで提供している。」という記載もありました。
認可保育園ですから、行政からお金が出ているはずです。
こういった費用は誰が負担しているのか?行政からの助成金・補助金で賄っているとしたら、他の園との不公平感が出ると心配になります。
選ばれるための独自性だったり、価値向上のための施策を打つことは大賛成です。ですが、その分のコストはキチンと参加者に負担をお願いすべきだと思います。
要望するのなら、お金を出すべきですよね。
もちろん、その自治体の全員が「その園のその講座のための税金だ!」という合意があれば私も反対しませんが…
費用の構造がどうなっているのだろうとそちらばかり気になる記事でした。