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日経記事『「おひとり様」アラフォー女性 婚活最前線』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の女性向けページにあった記事です。
「おひとり様」アラフォー女性 婚活最前線
2015/11/7付
おひとりさまでいるのもつまらないというアラフォー女性の気持ちは尊重しますが、記事についているイラストがおひとりさまが望んでいる、もしくは未婚男性が魅力的と思えるスタイルなのでしょうか。
「家庭的な趣味をさりげなくアピール」!?本当ですか??
家庭に入らないといけないという価値観、先入観がいけなくて、お互いの人生観を共有できるパートナーとの出会いがあればいいのではないでしょうか。そんな正論を言ってるからいつまでも実らないのでしょうか…。
でもこのイラストだけを見ると、日経新聞のメインである中高年男子(=おじさん)向けだとしか思えませんでした。
私は「一億総活躍」は大嫌いなフレーズですが、この記事に触れ、養子縁組制度の見直しという意見もなるほどなと思いました。
将来子どもが増え、日本の将来に活気を見出したいのであれば、この年齢からの出産前提の結婚ではなく、養子縁組などして、「家族」「親子」を構成できるようにすればいいという意見です。
いろんな糸が絡むので難しい問題ですが、例として、育児放棄されてしまった子や遺児などを「里親」的に養子縁組できる制度が整い、それも当たり前だと周囲も受入れる社会になる…ということです。よく言われる、それで中絶が減れば人口減少も緩やかになる…んだとすれば、将来の担い手になる子どもの数を増やすということでいえばメリットが多いと思いました。
我が家の「ふつう」ってなんだろう
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の夕方、次女の小学校の保護者面談に行ってきました。
妻も仕事を休めたので夫婦揃っての参加だったのですが、学校へ着いて周りを見て、夫婦揃ってというのはごく少数です。子どもがどんな先生と過ごしているのか、先生の人となりを知るという意味でもぜひ父親も面談に行くべきだと私は思うのですが。
昨日もちょうどクラスで次女が関わる”事件”があったようで、先生から成り行きのお話しが聞けて良かったです。今後も出来る限り出向きたいと思っています。
面談が終わって帰宅をしたときは、子どもたちは習い事に出掛けていました。私が夕食の支度をしているところに次女が帰ってきました。
次女「お父さんも面談に行ってきたの?」
私「うん」
次女「ふつうはお母さんだけなのに。なんで?」
次女「それにさ、ウチはどうしてお父さんが食事を作るの?」「ふつうはお母さんでしょ?」
私「ふつうってなんだろうね。そういうことだと、ウチは”ふつうじゃない”ことが他にもあるよね?なんだろ」
次女「テレビがない!子ども部屋がない!ゲームがない!漫画がない!なんでDSがないの!?」
私「そうだね。そういうことを”ふつう”というのなら、ウチは”ふつう”じゃないね。
みんなが持っているからウチにもある…ということはウチにはまったく通用しないね」
これで「みんな持ってるから私も欲しい!」というのが親には通用しないということが次女の心に残ったでしょうか。欲しいものがあるときは違う作戦を立てないといけなくなりました。
この世間のふつうが我が家にとってのふつうではないこと。これは、多様性とか「みんな違ってみんないい」的な考えの実践になるのでしょうか。子どもたちにこういった多様性だったり自分の信念を通すことは難しくないってことを伝えているのでしょうか。
テレビを見ていないことは「お友達の輪に入れなくなる」というような懸念もあるにはありましたが、長女小6、次女小3までは乗り切れています。ふつうに家族のコミュニケーションとお互いの息づかいを感じたいための環境を作ろうとした結果なんですがね。
そんな我が家のふつうじゃないところについてはおいおい書き残したいとは思っています。
「保育園義務教育化」論に触れて
こんにちは。シンカ代表の手島です。
少し前の記事になるのですが、日経DUALにあったこの話題です。
「保育園義務教育化」は少子化を止められるか
白河桃子×古市憲寿 対談(上) もっと「お母さん」を大事にしてもいい
「異様」な子育ての現実を伝えて社会を変える
白河桃子×古市憲寿・対談(下)子育て環境は声を上げれば改善する方向に向かう
私もさっそく著作を読みました。
若手の社会学者、若い世代の空気感を伝える第一人者の方が取り上げたことの意味は確かに大きいのでしょう。社会で声をあげなきゃという問題意識の喚起、提言と言う点では大賛成です。
実際にこの方の著作をいくつか図書館で借りて読みましたが、「保育園義務化」という言葉は今回の著作でアピールされたものですが、古市さんの問題意識は以前も同じものでした。
「だから日本はズレている」という本と今回とでも同じメッセージでした。
実はこの15年というのは、団塊ジュニア世代という、日本で二番目に人口の多い世代が結婚・出産適齢期を迎えていた。何せ、人口が多い世代なのだから、彼だがばんばん子どもを産んでいれば、日本の少子化には一定の歯止めがかかっていた可能性がある。
(中略)
本当は、日本はついこの間まで、第三次ベビーブームが起こっていてもおかしくなかった。
(中略)
しかし、実際には出生率は出生率は回復せず、日本は少子化を止めるタイミングを逃してしまった。
もちろん、これは団塊ジュニアの人々が悪かったわけではない。国や地方自治体が、結婚や出産をしやすい環境を整えなかったことが一番の問題だ。
『保育園義務教育化』第4章 少子化が日本を滅ぼす より
「保育園義務教育化」という言葉だけだと、異論も出てきてしまうと思いますが、私が受け取った古市さんの主張についてはまたの機会に取り上げます。
興味ある方はぜひ読んでみてください。軽い文体なのですぐに読めるはずです。
保育園義務教育化
だから日本はズレている
9/17ニュース「小学生の暴力 過去最多 」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝(9/17)の日経新聞の社会面にこんな記事がありました。
小学生の暴力 過去最多
昨年度1.1万件、低学年で増加顕著 [有料会員限定]
だそうです。
絶対数は少ないので、遭遇する可能性は高くないとも言えそうですが、増えているということは確かなのでしょう。私の娘たちはいわゆる”お受験”をして入ってくる小学校ですので、小1でそういう問題児になる子はほどんといない環境でしたから、なおさら実感が持てません。
この調査の結果から、どういう分析がなされ、どういう対策が練られるのか非常に興味があります。
怖いのが「3歳児神話」ではないですが、「やっぱり子どもが3歳くらいまでの小さいときは”母親”が付きっきりで愛情を注ぐべきだ」なんてことになってしまわないかということですね。それとこれとは別問題。母親ではなくても、付きっきりではなくても、ちゃんと自己肯定感や思いやる気持ちは育ちますから。
母親の息苦しさ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
知人のFacebookの投稿でシェアされている記事がありました。
日経ウーマンのサイトのコラムです。
川崎中1殺害事件の被害者母批判、ベビーカー論争…この国の「母親」を取り巻く息苦しさの“正体”2015年3月30日
「正しい母親」なんか、どこにもいない
川崎中1殺人事件に絡んで、「もっと母親が面倒見ないと」という論調に対するコラムでした。
これはその通りですね。
周りの目、評価に惑わされず、自ら信じる道を行けばいいのですが、それができる人はなかなかいないと思います。まずは自分たちが世間の親たちに無理強いをしないこと、大変なことを共感してあげることが大事かと思います。
日経DUAL「今が一番かわいいでしょ?」に思うこと…に思うこと
こんにちは。シンカ代表の手島です。
久しぶりに日経DUALのコラムの紹介です。
八塩圭子 「今が一番かわいいでしょ?」に思うこと
赤ちゃんから子どもに倍速で成長するわが子。かわいいのは当たり前。でも、「その先」を世間は見ていない
ほんとうに小さい子を育てることは大変だなと思います。
いま2歳4ヶ月のお子さんに手を焼くことがおおいようです。私もとても苦労しました。家での奮闘ぶりが目に浮かぶようです。
冒頭の”「今が一番かわいいでしょう?」とみ~んなから言われる。”のほとんどは、このようなことは言ってないと思います。ご主人が書いている後書きに、とても良いことが書いてありました。
「今が一番かわいい時期だろ?」
正直、生返事をするしかない。でも、一人だけ、こう付け加えた人がいた。
「で、今が一番大変だろ?」
そうなんです。周りのかわいいでしょ?は「かわいがらなきゃだめですよ」ということではないんです。今しかないそのときが(例えば、よちよち歩きの時期が)すぐに過ぎ去ってしまって、その子のそのときはもう取り返せないんです。
先輩たちもその道を通ってきたんです。すごく大変だけど、つらいけど、でも振り返ると楽しかったんです。
決して共働きだから余計に頑張ってる!とかいうものではなく、初めて親になった人は必ず大変で辛いんです。でも不思議なもので、終わると楽しいかったね!になるんです。
なので、八塩さんへの声かけも「とっても楽しいよね?」という共感なんだと思いたいです。
決して、「(自分ができたんだから)かわいがれ!」の強制の意味を持って言ってることではないのです。
でも八塩さんも世のお母さんはいっぱいいっぱいでそんな余裕もないということでしょうか。八塩さんに声をかけたのが専業主婦でたっぷり時間があった人だから「カチンときた」だけのことなのでしょうか。
八塩さんのおっしゃる
はその通り。そういった、子育てを逃げるというか、自分のゆとりを確保するためのバランスは取ってしかるべきで、それも含めて「かわいいよね」「大変だね」「がんばってるね」いやむしろ「がんばりすぎないでね」というメッセージですから。
私が周りの人に声をかけるときに、相手の気持ちの余裕と受け取り方に気をよりいっそう気をつけなければと思いました。
90歳現役助産師さんからのメッセージ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ビジネスのWebサイトに「戦後70年特別企画 遺言 日本の未来へ」という企画があり、その中に現役最年長助産師さんの記事がありました。
記事のタイトルは、若干センセーショナルに思わせてクリックしてもらえるようにわざとつけてあるように思いましたが、長年、人が産まれるという生命の神秘に携わった方の言葉はひとつひとつは重みがあります。
いろいろ紹介したいですが、ライフワークバランスに沿った部分を引用させてください。
【坂本フジヱ】「男と女が同じなら、そらセックスもせん」「90歳の現役助産師」が語る、生まれるということ
一緒にいる時間の長さは関係ないと。とにかく愛情を注いだ結果の絆が大事だということで、自分の家族のことを振り替えっても勇気づけられます。これから赤ちゃんを向かえるご夫婦に伝えたいメッセージです。
そんな坂本さんの結婚観といいますか、女性観としてこういうことが書いてありました。
こういう意見をこれから適齢期を向かえる若い人たちにどう伝えていくか。
何度もこのBlogで意見を述べていますが、これをわかった上で、自ら選んだ晩婚・少産なのであれば、その結果である人口減少を受け入れ、その前提での社会設計をするということだと思います。人口を増やしたいのであれば、上記考え方が変わるような教育・習慣・文化を作っていかないと流れは変わらないと思っています。
今日も引用ばかりですみません。興味のある方はぜひタイトルに惑わされずに記事をご覧になってください。
日経DUAL記事“「弱い親は罪」”(後編)
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日紹介している記事の後段にこういったくだりがありました。
イ クメンという言葉だけ一人歩きすることに違和感を感じているというエントリを何回かしていますが、「偉い旦那さんね」という価値観は確かに古いと思いま す。徐々に変わる、彼女は「そういうところから少しずつ自由になれたら」という言葉で表現されていますが、変わっていくことを切に望みます。
“価値観”という言葉がでてきましたが、この価値観という言葉も非常に重要だと思っています。
子育てに関して、その価値観というと、やはり自分が育った環境、育つ家庭で感じたことが土台になるはずです。
今の子育て世代、特に団塊ジュニアより上の世代については、その価値観というのは親である団塊世代が求めたものになるはずです。
私も育児をしていて特に思うことは『自分が育ったときの価値観を子どもに求める、与えるということは、それは3代前(1代め:自分の親、2代め:自分、3代め:子ども)の価値観を与えることである』ということです。
このことは特に意識しておきたいと思ってます。
いまの子どもたちが成長したときに生きていく時代は、私たちの親が子育てをしながら描いた時代とはまったく違うものです。
子どもたちが自分自身でよりよい生き方を得るためには、親である私たちが自分の幼少期の価値観に縛られていてはいけないのだと考えています。
もちろん当時の価値観を否定しているものではなく、時代が違えば価値観も生き方も違うということを認め、これからの価値観についてはそれぞれが考え、信じて実践していくのだということです。
ちょっと話しがずれてしまいました。
元々のDUALの記事は映画に連動した記事です。今回の記事にある映画を是非観てみたいと思いました。
日経DUAL記事“「弱い親は罪」”(前編)
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今日は日経DUALにあったこの記事に関して。
加納朋子 母親になって実感した「弱い親は罪」
わが子の誕生をきっかけに生まれた小説『ささら さや』
ちょっとタイトルが奇抜なのですが、ようは「子どもを守ってあげるために全力で頑張る」ということで、良い話しだなと思いました。
最初から強い人、何でも出来る人はいません。
特に現代の子育ては、自分が当事者になって初めて経験することばかりです。かつ、昔とは違ってインターネットによって情報だけは溢れています。そんな中で、「子どもを守る」ために弱い自分を自覚し、向き合いながら“強く”なっていかなければならないということだと思います。
そういう点で、育児を『育自』という言葉を当てる言い方は私は好きです。
シンカという会社名に込めた思いの中に“子を育てながら親になる”=親化(シンカ)という当て字も思いながら命名しました。
最初から完璧を求めずに、学びながら育ちながら親子関係を作っていけば良いのです。