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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

5月, 2016

政(まつりごと)のニュースに思う

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日、投票に行こう、政治を変えていかなきゃというようなエントリを書きましたが、東京オリンピックの金銭授受に関するニュース、東京都知事の経費のニュースを見ているとそんな前向きな気持ちも萎みます。

今朝の日経新聞の社会面はずいぶんと厳しい論調でした。

都政停滞懸念の声 都庁・議会で批判強まる
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都庁のある職員は「計算高く、言い訳ばかり」と批判し、ある幹部は「もう辞めてほしい」とさえ漏らす。

東京五輪招致で2億円送金か 仏検察が捜査
2016/5/12 23:01

こんなことも随分むかしのように感じるほど麻痺してきています。

五輪エンブレム再公募へ 組織委が使用中止決定
武藤事務総長「国民の理解得られない」
2015/9/1 20:07[有料会員限定]

個人的には、もう東京オリンピックは開催しないで良いのではないでしょうか、と思っています。アスリートの方々には申し訳ないのですが、何のために開催するのか、よくわかりません。

やる、やらないであれば、やったほうが良いとは思いますが、そこまでして開催しなければならないのか…は疑問です。

思えば、最終プレゼンでしたか原発を「アンダーコントロール」だと言ったところで私の琴線は切れてしまっていたと感じています。

消費税増税延期へ!?

こんにちは。シンカ大ヒットの手島です。

週末の日経新聞の一面スクープ。

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首相、消費増税先送り 地震・景気に配慮
サミット後に表明、与党幹部に伝達
2016/5/14付[有料会員限定]

個人的には賛成です。一般市民の景気の肌感覚、増税の前にやるべき予算配分の見直しなどを考えると、いま増税は適切ではないという意見です。
だだ、納得いないのが、日本をぐちゃぐちゃにしないでくれ、と。勝手にに振り回さないでくれ、と言いたい。首相やその周辺に。

必ず増税するから延期するための解散総選挙?
アベノミクスで経済的上向き?
一億総活躍で女性が輝く(ためにみんな働け!保育園と保育士はは足りないけど)…なんかめちゃくちゃです。

もう好転はしない前提です自己防衛するしかないのでしょうか。

昨日出掛けた新宿の駅前で若い人たちのデモ行進でリズミカルな音楽に合わせてシュプレヒコールが聞こえてきました。

選挙にいこう!
投票しよう!

と歌ってました。
その通りですね。いまの日本を作ったのもこれからの日本を作るのもその時代の自分たちですから。

待機児童対策の選挙向け政策

こんにちは。シンカ代表の手島です。

この夏に予定されている参議院議員選挙に関連する話題で待機児童対策について触れられていました。

攻防アベノミクス(4)「保育園落ちた」矛先かわせ 飛び交う待機児童対策
[有料会員限定]
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ただ、現場からは与野党の政策双方に不満がもれる。たとえば、認可保育所の過半数を占める非正規職員や私立保育所の職員。認可保育所の正規職員と比べた格差への不満は大きい。
待機児童問題は与野党の「政策合戦」の様相だ。だが、保育士の給与を月5万円増やせば約2800億円かかるなど財源問題も残る。参院選をにらんだ大盤振る舞いに終わらず、議論を深めていけるかが問われている。

今回が選挙だから…かもしれませんが、きっかけはどんなことだっていいです。嬉しいことであるはずです。

それをこの瞬間だけということではなく継続的に、ちゃんと効果があるように取り組んでもらいたいです。

そしてそれは、当事者である若い世代の有権者がちゃんと投票に行き態度、行動で示さなければならないのだと思います。たとえ、たった1回の選挙では大した変化がないにしても。

保育園増設だけではないということ

こんにちは。シンカ代表の手島です。

ゴールデンウィーク中の気になった記事の続編です。自分の備忘の意味も込めて引用だけ残しておきます。

子育てしやすい社会 どうつくる2016/5/5付[有料会員限定]

昨日のエントリでは荒川区長さんのコメントの部分を取り上げましたが、そのほかの3人の識者のコメントで大事だなと思った部分を引用しておきます。

■「多様なニーズ把握して」 家事代行仲介サイト運営 和田幸子氏

ただ「保育所を増やせ」という点に議論が集中していることには危うさも感じる。「女性」とひとくくりにされるが、状況は多様だ。生活のために働いている人もいれば、自己実現のために働いている人もいる。それぞれ求めるものは違う。
 認可保育所はどちらかというと生活のために働く人向けのサービスだろう。自己実現のために働く人はお金がかかっても多様なサービスを求めており、サービスを増やすための規制緩和こそ重要になる。

■「保育士定着へ職場改善」 こどもの森会長 久芳敬裕氏

政府の対策は「保育所の開設ありき」に映る。確かに子供を預けたい親は増えており、保育所の数を増やして対応せざるを得ない面はある。しかし保育士を十分に確保できていないのに、事業者が保育所を開いてしまうケースもある。これでは保育の質が著しく低下する恐れがある。
 ただ保育士は「職場の人間関係」や「子どもが生き生きしているかどうか」を見て働く場所を決めることが多い。愛情を持って園児らに接することができる環境がなければ長続きしないだろう。人間関係で嫌な思いをすると二度と戻らない。

■「付け焼き刃の政策脱せ」 保育システム研究所代表 吉田正幸氏

政府の待機児童の緊急対策は付け焼き刃な側面が否めない。保育所の職員や面積の基準を下げていいから児童を受け入れてくれと国が促すのは本末転倒だ。質を上げると量は満たせず、量を増やすと質は満たせない。矛盾する問題を解決するには財源を確保することしかない。
今は家庭だけで子供が豊かに育つ環境ではない。地縁も血縁もなく、地域のコミュニティーも希薄だ。乳幼児期から社会全体で子育てを支えれば子供は健やかに育つ。子育ては投資に対するリターンが極めて大きい政策だ。社会が一定の手を差し伸べるべきだ。

最後にこのインタビューの掲載をまとめた日経記者のコメントです

■育児世帯向け社会保障厚く

 保育所の数や定員を増やすことは喫緊の課題だが、育児と仕事の両立を支える唯一の方法ではない。

ブログ問題で高まった育児と仕事の両立支援の機運を政権の選挙対策に終わらせないことが重要だ。

保育施設の充実、保育士の待遇改善も重要な問題ですが、それも打ち手の1つであり、問題は多岐に渡っていることを覚えておくことが大切です。

行政の役割

こんにちは。シンカ代表の手島です。

ゴールデンウィーク中の気になる記事がまだあります。
5/5の紙面にあったこんな特集記事。

子育てしやすい社会 どうつくる
2016/5/5付[有料会員限定]
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4人の識者のコメントが取り上げられています。

いくつか気になるところがありますがまずは荒川区長さんのこの部分

待機児童を巡る匿名ブログ問題に思うのは、公務員が本気で保護者の苦労を解決しようという気持ちで仕事したのかということだ。親身になって一生懸命手伝っていれば、「日本死ね」という思いを持つことはなかったのではないか。女性が働くチャンスを子育てを理由につぶしてはいけない。女性の社会貢献を支えるという基本に立って自治体が動かなければ、待機児童は解消できないだろう。

住民ばかり悪いようにクローズアップされますが、利害関係を調整するのも行政の役割だと思うのです。
昨日の杉並区の緊急事態宣言ではないですが、目指す未来があってそのために”我慢”をしなければならない人も出てくるわけで
そういった部分も含めた行政の「子育て支援」であって欲しいと思っています。難しいことばかり行政の役回りかもしれませんがぜひ頑張ってもらいたいです。

5/4日経新聞の待機児童の特集

こんにちは。シンカ代表の手島です。

ゴールデンウィーク中に日経新聞で
待機児童・少子化問題で特集されていた記事を紹介させてください。

増える待機児童、政治課題に どうしたら減らせる?
(1/2ページ)2016/5/4 3:30[有料会員限定]
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「日本死ね」blogの効果は本当に絶大でした。

言葉遣いが汚い?国に行政に頼りっきりな姿勢がいけない?
いろんな意見も巻き込んで、まずは国に問題意識を植え付けたということはこれまでのどんなアクションよりも素晴らしい結果だと言わざるを得ません。

この記事でも紹介されていますが、確かに認可保育園はそんなに安い費用負担で通わせることが当たり前なのか。

自分のために自分で払う=全額費用負担くらい高い金額…というような欧米にありそうな設定にしても良いとは思います。ただこれまでと変わって痛みが伴うということですと世間は拒否反応を起こし認めないでしょう。

そういった複雑に絡み合っている状況の中で、国が「女性が輝く」「一億総活躍」「産んでそして働いてください」というのなら、国も行政ももっともっと気概を持って改善して欲しいです。

すぎなみ保育緊急事態宣言

こんにちは。シンカ代表の手島です。

当社スタッフが住んでいる杉並区でこのような情報発信がされているとのこと。自宅ポストに同様のチラシが投函されていたとのことでした。

『すぎなみ保育緊急事態宣言』
http://www.city.suginami.tokyo.jp/hoikukinkyu/index.html

いま、手を打たないと待機児童は増え続けます
子育て環境の整備は、区の将来の発展に向けた必要不可欠な投資です。
質問 保育園が近くにできると子どもたちの声がうるさい。なにか対策はしてくれるのですか。回答 お子さんの声を不快に感じる方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、次代を担う子どもたちの健やかな成長が欠かせません。遮音設備を設置するなどの対応をしてまいりますので、ご理解ください。

不名誉なニュースで騒ぎを起こさないようにということでしょうか。「うるさい」という人にどうケアするのか、その初動がすごく大事になっていると感じています。まずは区としての問題意識を掲げたことはとても意義があり、そしてとても勇気が必要だったアクションだと思います。

他にもこんな資料もありました。「オール杉並体制」だそうです。
http://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/168/280418hoikukishakaiken.pdf

また、区では、急ピッチで認可保育所整備を進めているものの、認可保育 所の整備率は、平成 27 年4月の時点で 23 区中 20 位と、他区と比べて整備 が大幅に遅れています。整備のさらなる加速化によって認可保育所を増設す ることが不可欠です。

ということで、「待機児童が増える」という課題を挙げていますが、これはあくまで数字として現れる一部部であって、子育てに優しい街が維持できなくて。次世代に魅力ある街づくりができない。そしてそれは子育て世帯だけの問題ではない、ということが問題である、という理解をみんなが持てるといいですね。

取り組みの効果を期待して見守ります。

こどもの日の前にくるニュース

こんにちは。シンカ代表の手島です。

ゴールデンウィーク、子どもの日は前年度の子どもの数の発表と重なるんですね。昨年もこの時期のエントリで取り上げていました。

こどもの日に思うこと | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/news-2/kodomonohi/

今年はどうかというと。

子供、35年連続減 14歳以下1605万人、総人口比12.6%に 4月1日時点
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同じ日の社説にもこんなことが。

社説
若者と子を見捨てぬ世界と日本に
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少子化が進む日本で忘れてならないのは、社会保障の効率化だ。増え続ける高齢者を支える社会保険料や税の負担が増え続ければ、若者がこの国で暮らすことにますます息苦しさを感じるだろう。

 先進国で最悪の財政を立て直す必要があるのも、いまの子どもや、これから生まれる将来世代に過大な借金のツケを回さないようにするためだ。

 日本の子ども・子育て支援などの家族関係支出は、先進国の中でも少ない。社会保障の歳出を組み替え、子ども・子育て支援にもっと予算を振り向けるべきだ。

 

日経新聞もゴールデンウィーク中に特集を組んで少子化、保育士不足、待機児童問題に多くの紙面を割いてました。このニュースは追って取り上げますが、ニュースになること、社会的な認知度は格段に高まったとは思いますが、よくなってはおらず、むしろ悪化しているという実感です。

この少子化について、何十年も取り組んで全く効果がないって、どんなことでしょう。企業だったらとっくに事業撤退、トップ交代…かと。

それなのに、国は『女性が輝く』といいます。これは、女性だけということではなく若い世代に向かって『産んで育ててそして働け』もしくは『働けそして産んで育てろ』って言っていますものね。

全く納得できないです。社会制度そのものも転換してもらわないと。これまでのままで、「もっとやれ」だけでは動けません。

自分自身は2人の子どもを育て楽しく暮らしていますし、そのように育ててくれた両親にもとても感謝していますが、では、これからの世代に「あなたたちも頑張れ」ってなかなか言えないです。

日経新聞4/30ニュース「保育園探し苦労」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

GWまっただ中ですね。4月から預けながらの仕事が始まった人たちは、ほっと一息ついて、改めて環境整えるための工夫を考える期間でしょうか。

日経新聞にこんな記事がありました。

「保育園探し苦労」
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ようやく重い腰が上がったのでしょうか。でも、わざと悪く受け取れば、上目線から報告させている…ようにも見え。

この数を多いととらえるか、少ないととらえるか。

この結果がどう反映されるのか、どうフィードバックされるのか、ちゃんと見守る必要がありそうです。

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